PR カードローンとは

カードローンのデメリット5つと、賢く使うための回避策

カードローンのデメリット5つと、賢く使うための回避策

担保や保証人が不要で、身分証明書だけで借入ができる消費者金融や銀行のカードローン。

簡単・手軽というメリットがありますが、信用情報機関に個人情報を登録されてしまうといったデメリットもあります。

このページではカードローンの5つのデメリットと、それを最小限に抑えるための注意点を解説します。

カードローンのデメリット1.金利が日割なので「借金」がなかなか減らない

カードローンのデメリット1.金利が日割なので「借金」がなかなか減らない

カードローンは「借り入れ残高」がなかなか減らないというデメリットがあります。

それは、カードローンの返済が、借り入れ残高に日々利息がかかってくる「日割」の計算だからです。

なぜ金利が日割りだと「借金」がなかなか減らないのか?

返済が元金だけでなく利息にも充当される

日割計算は1年間の利息(年利)が、借り入れした日数分の残高にかかってきます。

返済は全てが残高の返済へ反映されるのではなく、元金と利息にそれぞれ充当されます。

支払いをしても、返済額のうちの元金に充当される分だけが減るだけで、支払日翌日から残った残高にまた金利が日々かかってきます。

日割計算は全額返済(完済)しないかぎり、ずっと利息を払い続けるということなのです。

貸す側はずっと貸していたい

貸す側はずっと貸していたい

そもそも貸す側としては「利息」が収入になるので、なるべく長期間借り入れをしてもらい、多く利息を支払ってもらいたいのです。

そのため返済額(設定された毎月の支払い金額)は、少ない金額で設定されていています。

毎月の生活を考えると、支払わなければいけない金額が低い方が楽ですよね。

ですが、決められた返済額だけを返していても、いつまでも借金が減らないことがあります。

返済方式にも問題あり

カードローンの返済に多い「残高スライド元金定額方式」とは

ほとんどのカードローンの返済方式は「残高スライド元金定額方式」です。

残高スライド元金定額方式は、最終的な借入残高によって返済金額がスライドします。

つまり返済だけ続けていけば、設定された返済金額を支払い続けていくことになりますが、途中で借り入れをしてしまうと、また設定金額が変更されます。

最終借り入れ残高が、当初より少なくなった場合、毎月の設定額も少なくなります。

返済が長期化しやすい

返済が長期化しやすい

一見残高が少なくなれば早く返済が終わりそうですが実はそういうわけでもありません。

最終借り入れ残高が下がったことにより、毎月の支払い額も引き下げになった場合、元金充当額も減ってしまうので返済までに時間がかかり、支払い総額も増えてしまうのです。

たとえ毎月確実に返済ができていても、利息分も含めての返済なので、なかなか完済できないものなのです。

リボルビング払いの仕組みと利息|カードローンの返済方法

高い金利

年15.0%~18.0%の利息がかかる

カードローンの金利は、年15.0%~年18.0%です。

日割計算は、借り入れした日の翌日から利息がかかります。

30万円を年利18.0%で1ヶ月間借り入れした場合

30万円を年利18.0%で1ヶ月間借り入れした場合

利息の計算方法は以下の通りです。

利息=元金×金利÷365(日)×借入期間(借りた日数)

例えば元金30万円を年利18.0%で1ヶ月間借り入れした場合、

30万円×18.0%÷365×30日間=4,438円

となり、一見そんなに金利がかからないイメージです。

ところが30万円というと、お給料を全額借金に充ててしまっても足りない方もいるでしょう。

これでは生活ができませんので、毎月の負担を少なくするため、設定された返済額で返済し続ける「長期の借り入れ」へとなる傾向にあります。

業者は利息で利益を得ている

ちなみに大手消費者金融では30万円を年18.0%で借り入れした場合、1万1千円が返済額として設定されています。

毎月1万1千円であれば、一気に30万円を返済するのに比べて負担がとても軽く感じます。

しかしこの場合の返済回数は36回で総額は388,788円で、利息だけで88,788円と約10万円近い金額です。

返済を続けていくだけで、この金額を支払うことになるのです。

本来借金をしなければ払う必要のない「利息」が10万円となると、かなりの高額ですね。

カードローンとは?キャッシングとカードローンの違い

カードローンのデメリット2.金銭感覚が麻痺する

カードローンのデメリット2.金銭感覚が麻痺する

カードローンにおいて、人によっては金利よりも怖いのが「金銭感覚の麻痺」です。

借金は自分のお金ではない!

カードローンは「借金」です。

そんなことはわかってる!と言う方がほとんどのはずですが、実際にお金を借り入れてしまうと「自分のお金」のような感覚に陥りやすいのです。

申し込みするまでは、かなり必死にお願いするのは「借りる」というイメージだからです。

しかし実際に手元に融資を受けた後では、今までの必死さは一気に無くなります。

これは「借りている」という感覚がなくなり、自分のお金だという感覚になっているからです。

恐るべし「増額融資」

危険なのが、取引を良好に続けることによって利用額が増える「増額」の案内です。

普通に考えれば、借金が増えるなんてとんでもない話ですが、

  • 利用枠が増える
  • 使える金額が増える
  • 自分のお金・貯金が増える

という感覚になってしまうのです。

「今は使わなくても、何かあったときのために利用枠だけ増やしておこう」という考えは、あたかも自分の使えるお金・貯金が増えるという大きな勘違いに繋がっています。

そうなると、もうお金の感覚はおかしくなり、気がついたら多重債務者に…なんてことになってしまいます。

カードローンのデメリット3.借りやすさが借金地獄へ?

カードローンのデメリット3.借りやすさが借金地獄へ?

カードローンは手軽に借り入れができてしまうので、借金に対するハードルが一気に下がります。

ちょっと手持ちが足りなかったり、返済が少し辛く感じたときに、さらに他社で借りて返済すればよい、という気持ちになりやすく、借金を返しても返しても減らず、借金地獄へのはじまりとなります。

カードローンのデメリット4.社内バレや家族バレで人間関係に影響が出る

8) お金にだらしない イメージを持たれがち

「借金」は人間関係に大きく影響してきます。

家族であれば離婚問題、勤務先であれば評判と、どちらも信用問題に関わってきます。

社内バレ(会社でバレる)は人事評価に影響を及ぼすことも

勤務先に借り入れがバレてしまうと「お金にルーズな人」というイメージを持たれてしまいます。

借金のイメージは、マイナスなので人事評価にもマイナスに影響する可能性があります。

ちなみに、カードローンが社内でバレてしまう可能性があるのが契約時の「在籍確認」と「督促」です。

勤務先へ在籍確認の方法は電話?タイミングいつ?内容は?を解説

在籍確認でバレる?

在籍確認でバレる?

カードローン審査の際に「在籍確認」として勤務先へ連絡がきます。

この在籍確認は「◯◯さんいらっしゃいますか?」という簡単な内容です。

電話で連絡が来る際には個人名などで行われるので、バレるリスクは低いです。

ですが、規模の小さな個人の会社や、過去に督促の電話がきていてナーバスになっている職場はバレる可能性が無いとはいえません。

会社への電話連絡が嫌な場合は「電話連絡なし」のカードローン会社を選ぶことをオススメします。

支払いの督促でバレる?

督促の連絡は勤務先へはこない

支払いの督促連絡が勤務先へくることはまずありません。

それは法律で決まっているからです。

貸金業法の第21条で「取立行為の規制」として、私生活や仕事の妨げになるような取り立ては禁止されており、違反すると業務停止などの重い罰則の対象となります。

正当な理由がなく、債務者の勤務先や自宅以外の場所へ電話をかけたり、FAXを送信したり、訪問したりすることは禁止されています。

もちろん債務者以外の人に迷惑をかけるような行為や、債務者の借り入れについて第三者にバラすような行為はすべて禁止となっているのです。

督促を無視した場合

督促を無視した場合

ただし、携帯や自宅へ連絡をしても債務者と連絡が取れないケースは「正当な理由」として挙げられます。

勤務先への連絡が絶対に困るという方は早い段階で連絡をする必要があります。

在籍確認(電話連絡)なしのカードローン14社を調査

家族にバレるパターン

貸す側が、借り入れするアナタ以外に「借り入れ」について伝えることは個人情報の観点からNGです。

しかし、可能性は低いですが家族バレはありえます。

契約する際

契約する際

まずは契約時の書類やカードの郵送手続きです。

いくら親展封筒や簡易書留でも家族であれば開けてしまう可能性は高いです。

特に過去に借金問題があった場合、家族は過敏になっているので注意が必要です。

返済の遅れがあった場合

支払いの遅れに関しては、携帯電話で連絡がとれなければ、自宅へ連絡がきます。

いくら個人名といっても知らない人から連絡がくれば家族は怪しみます。

そして一定期間連絡がとれなければ、督促書類が自宅へきます。

最近では圧着はがきが一般的ですが、開けられてしまえば内容は一発でバレます。

カードローンのデメリット5.信用情報機関へ個人情報が登録される

金融事故の記録は5年程度残る

金融事故の記録は5年程度残る

カードローンは申し込みをするだけで「信用情報機関」に記録が登録されます。

記録と言うのは、氏名や生年月日、住所や勤務先などの情報、借り入れの状況です。

残高はもちろん、支払いの遅れや金融事故などの内容も登録されています。

これらは内容にもよりますが、5年を超えるような一定期間登録されます。

ローン審査の際に印象がマイナスになる

住宅ローンやカーローンに影響が出る

信用情報に登録があると困るのが、大口のローンを組みたいときです。

住宅ローン」や「カーローン」などの審査で、貸す側は返済ができなくなる「貸倒れ」になることを最も恐れています。

そのためローン会社は、あなたの信用情報を取得し「返済能力」があるかどうかを見極めます。

カードローンの申し込みをしたから、住宅ローンの審査に絶対通らないわけではありません。

ですが、カードローンの借り入れや金融事故の情報は確実にマイナス要因になります。

申し込みしたことが記録されていることを覚えておく

カードローンに申し込みをするだけでも、

  • いつ・何件申し込んだかが半年間登録されること
  • 信用情報に記録があると「お金に困っているのでは?」と思われる可能性があること

を知っておく必要があります。

カードローンのデメリット・リスクを回避する4つの方法

1.無利息なら消費者金融、低金利なら銀行系を選ぶ

無利息なら消費者金融、低金利なら銀行系を選ぶ

カードローンのデメリットはなんといっても「金利」です。

この金利は、借り入れ先を選ぶことで変わってきます。

消費者金融

初回は無利息期間サービスがあることも

短期間の利用で考えているのなら、契約の手続きがスピーディーな消費者金融がおすすめですが、平均金利が年18.0%と借り入れ先としては一番高いです。

そんな金利を「0%」にできます!

それは「消費者金融での初契約時の無利息期間サービスの利用」です。

大手消費者金融や中小の消費者金融では、初めての契約の際に「無利息期間のサービス」を設定しているところがあります。

内容は会社によって異なりますが、30日間無利息だったり、金額によっては半年間無利息のサービスを行っていたり、再度の利用の際に何度でも1週間無利息サービスを行ってるところもあります。

無利息期間サービスを受けるためのポイント

無利息期間サービスを受けるためのポイント

サービスを受けられるポイントとしては「条件を満たしているか」「サービスはいつからのスタートか」です。

特にサービス期間がいつからスタートになるかは重要で、「契約の翌日からスタート」と「借り入れの翌日からスタート」の2種類があります。

契約日の翌日からスタートの場合は、借り入れしていなくてもサービスがスタートしてしまうので、いつ利用するのかを考えてから申し込みをしましょう。

借り入れの予定が、ハッキリとしていないのであれば「借り入れの翌日からスタート」の会社を選びましょう。

借り入れ期間や条件によっては、元金のみの返済になるかもしれません。

銀行系のカードローン

金利で選ぶなら銀行系のカードローンがおすすめです。

銀行系のカードローンの平均金利は年15.0%程度なので、消費者金融よりも年3.0%低いです。

長期間の借り入れであれば、この差は大きいです。

しかし、銀行系のカードローンは消費者金融に比べると審査が厳しく、契約までに1週間程度の時間がかかり、無利息期間のサービスも基本的にありません。

自分の借り入れ期間や、必要性をよく考えて借り入れ先を選びましょう。

2.契約方法を選べばバレない

契約方法を選べばバレない

契約方法を選べば、手間なく不安なく利用ができます。

郵便物が届かない「web完結」にする

契約時の家族バレのネックになるのが、郵便物です。

しかしこれは契約方法で回避できます。

要は郵送手続きを無くせばよいのですから、契約手続きを無人店舗や窓口への「来店」にしたり、最近流行りの「web完結」を利用してweb契約を行います。

web完結でカードレスにすれば郵送やり取り一切なしで、ネットバンキングを利用して振り込み融資を受け、口座振替で支払いをすればOKです。

無人店舗でカードを発行

無人店舗でカードを発行

カードが必要な場合は、後日無人店舗で発行OKのところが多いので時間があるときに利用すると良いでしょう。

申し込み前に、契約やカードの発行方法をチェックしておいてください。

ただし支払いの遅れに関しては連絡がきますので、予め返済が難しい場合は自分から連絡をしましょう。

3.損をしない返済をする

損をしない返済とは一括払い、または追加返済を積極的に行うことです。

一番のお得な返済は一括返済

いかに利息を抑えるかが重要

いかに金利を抑えるかが重要

損をしない返済とは、いかに利息を抑えるかということです。

カードローンの金利は日割り計算になるので、返済に時間がかかればかかるほど支払うべき金利も増えていきます。

つまり早く一括返済すればするほど、支払う金利は少なく済みます。

30万円をそれぞれ1ヶ月・1年で完済した場合の利息の差は?

例えば年利18.0%で30万円を借り入れして、1ヶ月で完済した場合と1年で完済した場合を見てみましょう。

1ヶ月の場合は利息は約4,500円です。

では1年の場合はというと30,044円で、その差は6倍以上です。

借り入れ金額や期間にもよりますが、これだけの差がつくと早く返すことがいかに大事かということがわかります。

一括返済は難しくても、とにかくなるべく多めに返すことが重要な鍵になります。

追加返済で少しでもお得に!

追加返済で少しでもお得に!

少しでも返済を早く済ませるためのカギとなるのが「追加返済」です。

余裕があるときや返済時に1,000円でも多く返済すれば、元金に充当されるのでそのぶん返済期間は短くなっていきます。

ただしこれは返済のみの場合です。

途中で追加借り入れを行えば、また1からのスタートとなりますので、注意が必要です。

返済手数料を節約する

追加返済を積極的に行うことは、金利を抑えてお得に返済するために重要です。

しかし返済方法によってはマイナスになることもあります。

それが「手数料」です。

400円以上の手数料がかかることも

400円以上の手数料がかかることも

例えば1,000円追加返済するにしても1,000円全部元金に充当するのと、手数料を引かれてしまうのでは、手数料ぶんがもったいないです。

提携先のATMなどは、110円から220円の手数料がかかる場合がありますし、銀行で窓口振込の場合は400円以上の手数料がかかります。

手数料無料のATMを使う

これを回避するには、手数料がかからないATMを利用するか、口座振替設定をする必要があります。

口座振替の場合は、引き落とし金額が決まっているので追加返済は個々にする必要があります。

返済の手数料や無料の提携先ATMに関しては、契約店によってかわってくるので予め調べておくと良いでしょう。

支払いが終わったら完済?解約?

支払いが終わったら完済?解約?

完済と解約は違います。

「完済」は返済して残高を0円にする事で、「解約」は完済後に契約自体を解除することです。

完済は返済が終わっても契約自体はそのままなので、取引や信用情報に問題がなければまたカードで利用ができます。

しかし解約してしまうと、契約がなくなるので、新たに利用をするには再度の契約が必要になります。

カードももちろん再発行なのですべての手続きが最初からになるのです。

今後住宅ローンなどの利用を考えているなら解約を

信用情報は、解約から5年程度で削除されますが、完済に関しては残高は0円ですがいつまでも情報が残ったままになります。

住宅ローンなどの大口のローンを今後考えているのであれば、必ず解約をしましょう。

気軽に借り入れができないので、借りにくくなります。

完済後に契約書を返還または破棄で解約扱いになる

完済後に契約書を返還または破棄で解約扱いになる

解約の手続きは、完済後に契約書を返してもらうか、破棄します。

郵送や来店が難しい場合は、破棄してもらい、後日解約になっているかの確認を電話ですると良いでしょう。

キャッシング・ローン審査における信用情報・信用情報機関とは?

4.返済計画をしっかり立てる

返済計画は、借金をするにあたってとても重要です。

面倒くさい…返せば同じでしょ?という考えは大きな間違いです!

返済シミュレーションをみてみると、返済期間と返済総額がわかります。

とくに返済総額を把握しておけば、金利としていくら支払うのかが明確になります。

返済計画をきちんと立てることで無理のない生活ができ、安易に追加利用もしにくくなります。

まとめ

カードローンは手軽にお金を借りられるメリットがある反面デメリットは大きいです。

それはカードローンが「借金」だからです。

元金だけならまだしも、利息の支払いがあるので、無計画に借金をすると借金地獄へと陥りやすいのです。

借金はできればしないのが一番ですが、どうしてもしなくてはならない状況になったら、デメリットをきちんと把握して、返済計画をしっかりと立ててから利用しましょう。

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