こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の友美です。
過去に消費者金融に7年間勤務していた私ですが、とても辛かったです。
しかし、消費者金融の仕事にやりがいはありました。
このページでは、これから「消費者金融」に転職を考えているあなたへ。
消費者金融の仕事ややりがい、就職方法、給料について紹介します。
消費者金融の給料は?やりがいはある?
給料が良い
なんといっても給料が良いです。
やったぶんだけ評価もついてきますし、そのぶん給料も上がります。
私は小規模の支店勤務だったので、上司の目が届きやすく、積極的に仕事に取り組むことによって、どんどん評価や給料が上がりました。
勉強になる
知識も増えます。
入社するにあたっては特別な知識は要りませんが、働くには色々覚えることが多いです。
個人情報保護法やコンプライアンスなど、法律に則ってする作業が多数あります。
その他接客業として、ビジネスマナーなどを学ぶチャンスも数多くありました。
後に転職して、他の会社に行っても通用するような「お金に関する知識」や「ビジネスマナー」を学ぶことができました。
消費者金融に向いている人、向いていない人
それではどんな人が消費者金融に向いているのでしょうか?
向いていない人・向いている人のそれぞれ3つの特徴を見ていきましょう。
向いていない人
以下の3つに当てはまる人は、消費者金融には向いていません。
- 根気がない
- 世間体が気になる
- 過去に金融事故を起こしている
根気がない
根気がない、やる気がない人にはかなり辛い仕事だと思います。
本社勤務にでもならない限りは、まず接客です。
コールセンターならなおのこと、お客様からの電話はひっきりなしにかかってきます。
何割かはクレームの連絡なので、根気は必要です。
世間体が気になる
世間の目が気になる方も、消費者金融は向いていません。
一昔前のブラックなイメージも大分薄れてきたとはいえ「サラ金」のイメージはまだ無くなりはしません。
なかなか「消費者金融勤務です!」とは胸を張って言いにくいですね。
過去に金融事故を起こしている
過去に長期延滞や自己破産など、金融事故を起こしている方が消費者金融で勤めるのは難しいです。
個人情報保護法により、借金がいくらあるかという信用情報を勝手に取得したり、その情報を採用の判断に利用することは禁じられています。
しかし信用情報機関は横の繋がりがあるので、仮にそこの会社で金融事故を起こしていなくてもグループ会社や関連会社で借り入れ中に金融事故を起こしていれば、社内情報に登録されているのでチェックされてしまいます。
心当たりのある方は、消費者金融での就職は難しいと思っていた方が良いでしょう。
向いている人
以下の3つに当てはまる人は、消費者金融に向いている人です。
- 根気がある
- 稼ぎたい
- お金に関する知識が欲しい
1.根気がある
消費者金融で勤めるにあたって必要なのは、やる気と根気と活気です。
こう見るとまるで体育会系のイメージですが、私が勤務していた頃はまさに体育会系でした。
上下関係も厳しく、敬語や電話のマナーなどが身に付きます。
お客様のすべてがすんなり話を聞いてくれる人だとは限りません。
時には叱られたり、無理を言われることもあるので、根気は必要です。
2.稼ぎたい
消費者金融は一時期よりは低迷したものの、一般的な企業よりは給料が高いです。
稼ぎたい方にはおすすめです。
3.お金に関する知識が欲しい
消費者金融は貸金業です。
融資をして、その金利で利益を得ているので、金利の計算方法や、貸金業規制法、民法を理解する必要があります。
さらに、取り立てにあたっても弁護士や裁判所とのやり取りも必要なため、携わる業務にもよりますが、金利や民法などに関する最低限の知識は必要です。
消費者金融での仕事は、クレジットカードを作ったり、家や車を購入する際のローン審査に関する知識も身に付きます。
自分が消費者金融に勤めると、消費者金融でお金を借りて、金利を支払うことがどれほどもったいないかが、わかるようになります。
消費者金融に就職(転職)する方法と資格について
就職・転職サイトを利用する
一般的にはネットで探すのが一番気軽で、簡単に自分に合った消費者金融を探すことができます。
就職・転職サイトに登録しておけば、自分が理想とする職場を掘り下げて探すことができますし、サイトによってはそこから申し込みをすることも可能です。
電話や書類のやりとりの手間が省けて、スマホなどでも利用できるのでオススメです。
リクナビ
新卒向けの求人サイトといえばリクナビです。
殆どの就活中の大学生が登録する就活サイトといっても過言ではありません。
全国規模で企業説明会やイベントを随時開催していて、特に大手の登録が多く、銀行や商社などが多数です。
中小企業や地方のエントリーはマイナビの方が多いので、リクナビとマイナビ両方を登録すると良いでしょう。
エン転職
新卒だけではなく、転職や就職、派遣・アルバイトなど幅広く仕事探しができる求人サイトです。
日本最大級の求人情報数を誇るエン・ジャパンの求人サービスとして、転職を希望する方に人気のサイトです。
限定の求人はなんと80%とかなり高い割合でエン転職ならではの求人があります。
クチコミも掲載しているので、現場の声が分かりやすいと評判です。
年代別にもサイトが別れているので、自分にあった求人を見つけやすいです。
Indeed(インディード)
テレビCMでもお馴染みのインディードは求人専門の検索サイトです。
他の求人サイトや企業ごとのホームページ上の採用情報、ハローワークなどのインターネット上にある求人情報を自動で集約しています。
就職(転職)するのに有利な資格
消費者金融に就職するにあたって必要な資格はありません。
ただし有利な資格はあります。
貸金業取扱主任者
例えば2010年6月18日より国家資格となった「貸金業務取扱主任者」です。
貸金業を営むにあたって、「営業所や支店毎に貸金業務取扱主任者を必ず常駐させなければいけない」という法律があるからです。
ただしこの資格は銀行や信用金庫、不動産業などの貸金業以外では全く役には立ちません。
とはいえ、消費者金融業界では持っていて損はありません。
普通運転免許
取り立てに関する法律で、自宅や会社へ取り立てをしに行くことはまずありません。
しかし裁判所や郵便局、銀行などが近場にない場合は、車を使うことがあるので車の免許は持っておいたほうが良いでしょう。
また無人契約機のチェック業務が必要な場合にも車は必要です。
業務の幅が広がるので、査定にも影響します。
簿記
簿記の資格があれば、就職の際にプラスアルファとして考慮されます。
支店勤務の場合、仮に窓口が無くても、光熱費や消耗品などの購入があるため、経理担当者が必要だからです。
消費者金融のお給料
ところで肝心なお給料はいくらくらいなのでしょうか?
消費者金融のお給料事情
超大企業であれば、年収は1,000万円なんていうのもあり得ますが、日本の平均年収は400~410万円程度です。
そんな中で消費者金融の平均年収は、日本の平均年収400~410万円を超えています。
参照:平均年収ランキング1位~2000位【上場企業編】|平均年収.jp
大手消費者金融3社
大手消費者金融3社の平均給与を見てみましょう。
まず、アイフルの平均年間給与は549.8万円と500万円を超えています。
アコム平均年間給与も595.0万円と500万円を超えています。
(2018年3月31日時点)
また、プロミスの場合は平均年間給与は810万円とこちらはかなり高額です。
学歴は給与に影響する
ちなみに学歴は給料に影響します。
大卒だと、高卒に比べて初任給や賞与が多く変わってきます。
いくらもらえるかは自分次第?
消費者金融の給料は、役職についたり、査定がよければどんどん上がっていきます。
役職につけば高収入
支店長クラスになれば、一般の正社員とは比べ物にならないくらい給料がアップします。
もちろん精神的に辛い業務も多いので、続けられなければそれまでですが、積極的に仕事に取り組み、継続できれば決して少なくはないお給料がもらえます。
安心して働ける環境
一昔前はブラック企業のイメージだった消費者金融ですが、現在は法令遵守といってコンプライアンスを遵守しなければ、会社の存続にも影響してくる世の中になっています。
もちろん労働基準法に反したサービス残業もNGです。
社員側から訴えられる時代ですからね。
働いた分だけしっかり稼げます。
私の「消費者金融」時代・やりがいと体験談
消費者金融の仕事は大変だけど、やりきれるなら、やりがいあり!です。
職安で見つけた消費者金融
かくいう私も10年以上前ですが大学新卒で、消費者金融に7年ほど勤務しました。
単に就職活動をサボっていて気がついたら3月でした。
焦った親が職安で見つけてきてくれた中から選んだのが「某消費者金融」でした。
3日で辞めたくなるほどの重労働
文学部卒業の私は一切知識なく、他より少し高い給料に惹かれて貸金業界へ飛び込んだわけです。
入社に関しては難しい試験などはなく、即採用してもらい入社したわけですが、3日で辞めたくなりました。
2日程度電話応対や上司の名前、支店など、会社の仕組みを教わると、電話の嵐でした。
当時は総量規制もなかったので、ガンガン融資をしなくてはならず、とにかく借りてもらうために営業電話をひたすらかけました。
一筋縄ではいかないお客ばかり
もちろん消費者金融からの電話なので、怒るお客様もたくさんいました。
支払いに関しても、支払えなくなった人が泣きながら電話をかけてくることもあり、恐ろしかったです。
極限状態での勤務
当時は営業所内での喫煙もすごく、サービス残業も当たり前、営業ノルマが達成できなければ叱責、挨拶は軍隊並みの毎日でした。
同期で入った女の子は1週間もたず辞めてしまいました。
サービス残業も、酷ければ日付が変わるまでやりましたし、過剰融資もガンガン案内しました。
泣きそうになったり、肌はぼろぼろになったこともありました。
入れ替わりが激しい業種らしく、引き留める事なく次の求人を出しているのを見て、私は「辞めて困る存在になったら辞めてやろう!」と決心しました。
時代と共に体制が変化
やがて、2010年の貸金業法の改訂により、消費者金融業界はガラッと変わりました。
貸金業法改訂に伴い取り立ても沢山の法律ができましたので、昔の様な古い体制の上司はガラッと変わり、過剰融資もNGに。
もちろんサービス残業も一切禁止で、PCのログイン時間で勤怠をしっかりとチェックされるようになっていました。
上限金利も下げられ、取り立てに関しても規制が入り、現在では消費者金融の会社は社会的にクリアな会社になっています。
退職を決意
雑草魂のかいあってか、何年かすると支店でも仮決済を任されたり、鍵を持たされるほどになりました。
ビジネスマナー研修などにも参加させてもらったので、色々体験できました。
結果としては規模を縮小し、希望退職を募っていたので辞めましたが、再就職の手続きまで全て用意をしてくれて退職金もしっかりもらえました。
まとめ
消費者金融で働くには、とにかくやる気と根気が一番大切です。
逆にいえば、特別な資格も不要で、精神論でお給料をもらえます。
法律の改訂により、法律に厳しくなった消費者金融は、法律を守らないと営業存続に関わるようになりました。
従業員満足度も重視するようなり、企業として福利厚生もしっかりしました。
さらにゴミ拾いなどで、社会的に貢献しようとする意欲も見られます。
一昔前の親世代の方には、どうしても評判の悪い業種ですが、やる気さえあれば、稼げてやりがいのある仕事です。