こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の良太です。
三井住友カード「ゴールドローン」は、クレジットカードで有名な三井住友カードが運営しているカードローンです。
消費者金融よりも金利が低く、上限金利は銀行系カードローン並み。
カードレスにすればより低金利になり、なおかつ返済に延滞がなければ、さらに金利が下がります。
この記事では、三井住友カード「ゴールドローン」の審査難易度、在籍確認、メリット・デメリットなどを徹底解説!
「即日融資は可能?」「返済方法は?」といった疑問にもお答えします。
三井住友カード「ゴールドローン」の特徴
年収の3分の1以上は借りられない
三井住友カードの「ゴールドローン」は、年収の3分の1以上は借りることができないという「総量規制」の対象商品です。
銀行系カードローンは総量規制の対象外となりますが、「三井住友カード株式会社」は信販会社で、銀行ではありません。
クレジット機能が付いていないためショッピング枠の利用はできず、キャッシングのみ利用が可能です。
審査は大手消費者金融より厳しい
審査難易度は「消費者金融よりも難しく、銀行系カードローンと同等か易しいレベル」と言われています。
それは、実質年率が「3.5%~15.0%」と銀行系カードローン並に低いからです。
ただそうは言っても、安定した収入があって、三井住友VISAカードなどのクレカを利用しており、毎月滞りなく支払いをしている場合は、問題なく審査通過する可能性が高いです。
審査についての詳細はページの下の方で解説しています。
三井住友カード「ゴールドローン」と「ゴールドローンカードレス」の違い
ゴールドローンカードレスは振り込み専用サービス
三井住友カード「ゴールドローン」には、カードを発行する通常の「ゴールドローン」とカードを発行しない「ゴールドローンカードレス」があります。
ゴールドローンはカードを使ってATMから借り入れしますが、ゴールドローンカードレスでは、借り入れは口座振り込みのみです。
カードは発行されず、契約後に紙の会員証が自宅へ郵送されてきます。
カード名 | 三井住友カード ゴールドローン | 三井住友カード ゴールドローンカードレス |
金利(実質年率) | 3.5%~15.0% | 3.5%~14.4% |
申し込み対象 | 満20歳以上~64歳以下・安定した収入がある方(学生NG) | |
ご利用枠 | 700万円 | |
遅延損害金 | 年20.0% | |
担保・保証人 | 不要 | |
ご返済方法 | 毎月元金定額返済 | |
年会費 | 無料 |
ゴールドローンカードレスは上限金利が低い
上表を見てもわかるように、ゴールドローンとゴールドローンカードレスでは、申し込み条件や返済方法に違いはありません。
唯一異なるのは、ゴールドローンカードレスの上限金利が年利14.4%と、ゴールドローンの年利15.0%よりも低い点です。
三井住友カード「ゴールドローン」の審査について
審査難易度は銀行系カードローンよりややゆるめ
審査難易度は、消費者金融よりは難しく、銀行系のカードローンと同等かそれより易しいレベルといわれています。
それは、消費者金融より「ゴールドローン」の方が金利が低いからで、特に2019年6月までは上限金利が年利9.8%と破格の低さでした。
2019年の7月1日より金利が引き上げられたため、審査難易度は以前より低くなったと考えられます。
さらに、以前は
- 年齢制限が55歳まで(現在の規定よりも10歳近く若い)
- 融資の希望金額に関わらず収入証明書の提示が必須
と条件が厳しかったのですが、金利の引き上げに伴い、これらの条件も緩和されました。
勤務先への在籍確認がある
三井住友カード「ゴールドローン」の在籍確認は、勤務先へ電話連絡で行われます。
とはいっても、電話に出た人に社名や申し込みに関する内容を伝えることはありません。
電話に本人が出れば簡単な本人確認、他の人が電話に出れば「会社にいる」かどうかをさりげなく確認します。
申し込みの流れ
1.申し込み
申し込み方法はインターネットか、インターネットプラス郵送です。
公式サイトの「今すぐ申し込む」から進み、必要事項を入力してください。
プラス郵送の場合は、自宅へ申し込み情報が記載された書類が届き、インターネットのみの申し込みより1週間~2週間余計に時間がかかります。
聞きたいことや心配事がある場合は、9:00~18:00(年末年始を除く)にフリーダイヤル「入会案内デスク」で相談してみてください。
申し込みに不安を感じているなら「新規カード入会申込審査シミュレーション」を目安として行ってみるとよいでしょう。
2.支払い口座の設定
返済時に利用する支払い口座の設定をします。
3.必要書類の提出
必要書類をアップロードか郵送にて提出します。
申し込み時点で郵送を選んでいた場合は、返信用封筒に必要書類のコピーを同封して返信します。
必要書類は、本人確認書類と条件によっては収入証明書類です。
4.審査
信用情報と申告した属性情報より、総合的に判断します。
5.審査結果連絡
メールにて審査結果の連絡がきます。
審査状況照会へアクセスして、進行状況を確認することもできます。
6.契約
契約時に契約内容をダウンロードします。
契約内容をダウンロードしない場合は、契約内容を別途自宅へ郵送し、その後日にカードの発行となります。
契約内容をダウンロードした場合、明細も自動でweb明細になるので、カード到着後は自宅に郵送物が届くことはありません。
7.カードの発行(希望者のみ)
簡易書留にて、自宅にカードが到着します。
8.融資
融資方法はカード引き出しor振り込み
ローンカード到着後、カードを利用して提携先ATMなどから引き出すか、返済用登録口座へインターネットか電話連絡で振り込み依頼を行います。
初回のみカード到着前の振り込みサービスあり
三井住友カード「ゴールドローン」には、初回のサービスとしてローンカード到着前に融資を受けられるサービスがあります。
カード到着前に融資を希望する場合は、3つの条件を全てクリアしていれば最短で審査終了の翌営業日に振り込み可能です。
3つの条件とは「オンライン口座振替設定が完了している」「キャッシング契約内容の確認および保存をしている」「年収証明書類のアップロードが完了している」です。
ただし、審査によって利用額が減額されたり融資がNGになる場合は振り込みはできません。
ローンカードは、審査終了後の2営業日後に発行されます。
三井住友カード「ゴールドローン」のデメリット2つ
1.即日融資ができない
三井住友カード「ゴールドローン」は実際に融資を受けるまでに、審査完了まで最短で3営業日、ローンカードが自宅へ到着するのに最短で1週間程度の時間がかると公式サイトに公表されています。
通常はそれ以上に時間がかかるので、即日融資はできません。
銀行系のカードローンの場合は、最短でも審査結果は翌日以降で、融資までにも時間がかかる傾向にあります。
ところが大手消費者金融は、審査最短30分で当日融資可能な会社がほとんどです。
スピード重視の方は即日融資OKの消費者金融をおすすめします。
2.ATMの手数料がかかる
三井住友カード「ゴールドローン」は、全国の提携先ATMやCD機で利用可能ですが、その都度カードのATM利用手数料がかかります。
手数料は、キャッシングリボの利用金額が1万円以下の場合は110円、1万円を超えた場合は220円です。
1回の手数料としては高くないのですが、毎回積み重なると決して安くはありません。
三井住友カード「ゴールドローン」のメリット4つ
1.金利が低い
三井住友カード「ゴールドローン」の金利は年利3.5%~15.0%、「ゴールドローンカードレス」は3.5%~14.4%で、上限金利は銀行系のカードローン並みに低いです。
消費者金融の平均上限金利は年18.0%なので、年3.0%ほど低い金利で利用できます。
また三井住友カード「ゴールドローン」は、利用可能額(枠)に応じて金利が決まっています。
例えば利用可能額が60万円~100万円であれば金利は年12.4%で、110万円~290万円であれば年9.8%と段階的に低金利が設定されています。
利用可能額の最高額である700万円が設定されれば下限金利の年3.5%が適用されますが、総量規制の対象なので、そのためには年収2,100万円以上が必要です。
2.延滞がなければ金利が下がる
三井住友カード「ゴールドローン」には、年0.3%~最大年1.2%の金利優遇制度があります。
お借り入れ後、ご返済の遅延がない場合は、ご返済実績に応じて翌年度のご利用残高分より適用利率を0.3%ずつ引き下げるサービスです。
引き下げは、最大1.2%まで可能ですので、計画的にご利用・ご返済いただくことでよりご利用しやすいカードローンになります。
条件は、毎月の支払いに遅れがないことです。
1年間取引に延滞が無ければ、翌年には取引金利が年0.3%ずつ下がっていきます。
最大で5年目には年1.2%下がります。
この優遇金利は退会後の利用残高分に対しても適用されるので、とてもお得です。
3.振り込みなら手数料0円
実は、三井住友カード「ゴールドローン」の利用の際に「振り込み」を利用すると、手数料がかかりません。
提携先ATMは手数料がかさむ
三井住友カード「ゴールドローン」は、提携先ATMは多いものの、所定の手数料が必ずかかります。
1回の手数料は高くはありませんが、積み重なると決して安い金額ではありません。
そこで手数料がかからない利用方法として、ローンカード発行後であれば、手数料無料で即時振込を利用できます。
即時振込は、平日8:50~14:49の間に申し込みを済ませればOKです。
追加返済もwebでお得に
追加返済に関しても、提携先ATMの利用や銀行振込だと手数料がかかりますが、公式サイトで返済額を増額すれば無駄な出費を減らせます。
返済金額が確定する前に申し込みをするだけなので、面倒な手間はかかりません。
4.返済が早く終わる「毎月元金定額返済」
三井住友カード「ゴールドローン」の返済方法は「毎月元金定額返済」で、返済を積極的に行えます。
リボ払いには「元金定額返済」と「元利定額返済」があります。
「元金定額返済」は毎月利用金額によって決まった元金にプラスして利息分を支払い、「元利定額返済」は、決まった支払い金額の中で元金と利息分を振り分ける方法です。
「元金定額返済」の三井住友カード「ゴールドローン」は、決まった元金分の残高が毎回着実に減るので、返済期間も早く終わります。
さらにお得に返済できる「一括返済」や「臨時(追加)返済」もできるので、余裕があるときにはどんどん返済していきましょう。
まとめ
三井住友カード「ゴールドローン」は信販系カードローンですが、金利は銀行系カードローン並みに低めです。
審査難易度も以前より低くなりましたし、設定した振り込み口座をうまく利用すれば、手数料もかかりません。
ただし申し込みから融資までに時間がかかるというデメリットがあるので、時間に余裕がある方は検討してみるとよいでしょう。