こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の良太です。
ここではクレジットカード会社のローン商品である「信販系カードローン」を紹介しています。
カードローンといえばテレビCMでもお馴染みなのが、消費者金融(プロミス・アコムなど)や銀行系のカードローンです。
ところがこの他に「信販系カードローン」というカードローンがあります。
信販会社といえば、クレジットカードの会社です。
クレジットカードのキャッシングと信販系カードローンはどう違うのでしょうか?
審査の難易度や、おすすめの信販系カードローンについても解説します。
信販系カードローンとは?
信販系カードローンとは、クレジットカード会社が、個人向けに提供しているカードローン商品です。
信販系とは信販会社のことで、クレジットカードを発行している会社を指します。
クレジットカードを取り扱っている会社が、カードローンも取り扱っているということです。
区分 | 銀行系カードローン | 消費者金融系カードローン | 信販系カードローン | ||||||
カード名 | みずほ銀行カードローン | 三井住友銀行カードローン | 三菱UFJ銀行 バンクイック | プロミス | アコム | アイフル | JCB CARD LOAN FAITH | 三井住友カード ゴールドローン | オリコカードローン CREST |
年利 | 2.0%~14.0% | 4.0%~14.5% | 1.8%~14.6% | 4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 4.40~12.50% | 3.5~15.0% | 4.5%~18.0%(Web申し込みにてマイナス年2.0%) |
限度額 | 800万円 | 800万円 | 10万円~500万円 | 500万円 | 800万円 | 800万円 | 500万円 | 700万円 | 500万円 |
ちなみに、消費者金融はスピーディーな審査で即日利用が可能です。
銀行系のカードローンは融資までに時間がかかりますが、金利は消費者金融よりも低く、銀行というブランドの安心感があります。
信販系カードローンの特徴3つ
信販系のカードローンの特徴は「貸金業」なので「貸金業法」が適用されることです。
つまり総量規制の対象となるので、収入の3分の1を超える借り入れはできません。
1.信販系カードローンはショッピング枠がない
クレジットカードとは使い方が異なる
クレジットカード会社が発行している「信販系カードローン」ですが、クレジットカードについている「ショッピング枠」はありません。
つまり、今月の買い物をした代金が、来月に銀行口座から引き落とされるという使い方はできません。
信販系カードローンの利用方法は消費者金融や銀行系のカードローン同様で、融資(お金を借りる)を受けて、返済しての繰り返しです。
クレジットカードのキャッシング枠との違い
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、審査に通ればカードを利用して現金を引き出せるサービスを利用できます。
それならわざわざ信販系カードローンに申し込まなくても、クレジットカードだけで良いのではないか?と思いますよね。
キャッシング枠の金利は高い
しかし、クレジットカードのキャッシング枠の金利は平均して年18.0%です。
金利が高いと言われている消費者金融と変わらず、消費者金融や銀行系のカードローンのように金利に幅がなく、低くなることはありません。
キャッシング枠は限度額が低い
クレジットカードのキャッシング枠の限度額は、20万円~30万円で、多くても50万円程度となっています。
しかもキャッシング枠はショッピング枠に含まれるので、枠分目一杯ショッピングしてしまうと、キャッシングはできなくなります。
ですので、クレジットカードのキャッシング枠のメリットといえば、1枚のカードで2種類の機能が利用できるということくらいです。
2.信販系カードローンの金利は会社によってだいぶ違う
信販系カードローンの金利は、低いものから高いものまで様々です。
ほとんどは消費者金融同様に年18.0%ですが、会社によっては上限金利が年10.0%をきるものや、Webで申し込むことで金利の優遇を受けられるものもあります。
また、取引や審査によっては低金利での契約も可能です。
3.融資まで時間がかかる
信販系カードローンの手続きには時間がかかります。
申し込み、審査、契約のあとにローンカードの発行が郵送でやり取りされます。
審査自体もスピードは早くなく、1週間程度もしくはそれ以上に時間がかかります。
スピードを重視するかたは、即日融資の可能な消費者金融がオススメです。
おすすめの信販系カードローン
カード名 | 一般JCBカード | JCB CARD LOAN FAITH | 三井住友カード | 三井住友カード ゴールドローン | Orico Card THE POINT | オリコカードローン CREST |
年利 | 15.00~18.00% | 4.40~12.50% | 15.0~18.0% | 3.5~15.0% | 15.0%~18.0% | 4.5%~18.0%(Web申し込みにてマイナス年2.0%) |
限度額 | 100万円 | 500万円 | 5万円~50万円 | 700万円 | 10万円~100万円 | 500万円 |
こちらではおすすめの信販系カードローンについて紹介します。
すべてのカードローンが、年会費、担保、保証人が不要です。
JCB CARD LOAN FAITH
パート・アルバイトは申し込み不可
「JCB」のカードローンで、年利は4.40%~12.50%と、他の信販系カードローンに比べ金利が低い点が魅力です。
申し込み条件は、安定した収入と収入を証明する書類の提出で、個人事業主、学生、パート、アルバイトの方は申し込みNGです。
全国15万台以上で利用可能
限度額は500万円までで、借り換えやまとめ融資にも対応していますが、総量規制対象となっています。
信販系カードローンにしては珍しく、全国15万台以上のキャッシュディスペンサー、ATMが手数料無料で利用可能です。
最短即日審査完了となってはいますが、カードが到着してからの融資になるため、融資まで1週間~長いと1ヶ月かかることもあります。
三井住友カードゴールドローン
返済遅延がなければ金利引き下げの優遇アリ
三井住友グループの提供するカードローンで、年利が3.5%~15.0%と、低い金利が魅力のカードローンです。
さらに毎月の支払いに遅延がなければ返済の実績に応じて、翌年度以降から適用利率を0.3%ずつ引き下げの優遇が受けられます。
申し込み対象者は、学生は除く安定収入のある方です。
メガバンクやゆうちょ銀行、コンビニエンスストアのATMと提携していますが、利用には手数料(1万円以下110円、1万円超220円)がかかります。
⇒ 三井住友カード「ゴールドローン」のメリット・デメリットを解説
審査に時間がかかる
最短申し込み後即日振り込み可能となっていますが、審査終了後に
- オンライン口座振替設定が完了
- キャッシング契約内容の確認および保存
- 年収証明書類アップロードの完了
のすべての条件を充たした場合のみとなっています。
審査には通常1週間から長くて1ヶ月程度かかるので、時間に余裕がある方にはおすすめです。
オリコCREST
個人向け・女性向け・個人事業主向けの3種類
オリコカードのカードローンで、個人向け、女性向け、個人事業主向けの3種類のカードローンがあります。
その中でも個人向けのカードローン「CREST」は、年利4.5%~18.0%となっています。
Web申し込みにて契約後30万円までの同時借り入れを希望した場合、最大でマイナス年2.0%の契約が可能です。
⇒ オリコカードローン「CREST(クレスト)」の審査やメリット・デメリットを解説
200万円程度の収入があれば契約可能
条件としては、20歳以上で200万円程度の収入があれば、契約が可能ではないかといわれています。
すべての都市銀行、ゆうちょ銀行やオリコのステッカーのついた全国の地方銀行、第2地方銀行、信金バンク、信用金庫などのATM、コンビニではセブン銀行ATM、イオン銀行ATM、ローソン銀行ATMなどの提携先で利用可能です。
契約後はローンカードの到着前に30万円まで振り込みでの同時融資が可能ですが、契約完了後5~6営業日以内の振り込みとなるので、申し込み後1週間以上は時間がかかります。
信販系カードローンの審査難易度は?
決して甘くはない
甘いと言われている信販系カードローンの審査ですが、実は甘くはありません。
無担保、無保証人の信用のみで融資をするのですから当たり前といえば当たり前です。
目安としては、信販系カードローンは銀行系のカードローンより甘めで、消費者金融よりやや厳しめといったところです。
「(難しい)銀行カードローン >> 信販系カードローン >> 消費者金融(優しい)」
銀行系のカードローンはむずかしいかな…という方はやや金利が低めの信販系カードローンがおすすめです。
信販系カードローンの審査基準
審査は信用情報と個人の属性情報から、返済能力を判断して行います。
消費者金融や銀行系のカードローン同様に、金融事故を起こしていたり、他社での借入が多かったり延滞情報などが見られれば審査には通りません。
また、その会社のクレジットカードの支払いが過去に滞っていたりすればそれもマイナス材料となります。
専業主婦は申込みできない
信販系カードローンは総量規制の対象となるのは説明しましたが、借り入れは収入の3分の1を超えることはできません。
つまり収入のない専業主婦は申し込みすらNGです。
勤務年数や収入を見られる
属性情報に関しては、勤務先の規模や勤務形態、勤務年数、収入や家族構成などを総合的にみて判断します。
勤務先の規模は大きければ大きいほど、勤務年数は長ければ長いほど、年収は多ければ多いほど返済能力が高いと判断されます。
勤務形態に関しては、審査において有利なのは役職者>正社員>パート、アルバイトの順番になります。
返済能力の判断は、いかにきちんと返済できるか?ということをデータから客観的に判断し行うのです。
まとめ
信販系カードローンは、クレジットカードが提供するカードローンのサービスです。
審査難易度は消費者金融と銀行系のカードローンの間ぐらいなので、低い金利で利用したいけれど、銀行系のカードローンだと難しそうだという方にオススメです。
申し込みの際には、銀行系のカードローンや消費者金融同様に、何件も申し込みをすると審査には不利になります。
ですので、銀行系のカードローンか信販系カードローンに1件申し込みをしてみて、審査に通らなかった場合に消費者金融への申し込みをするのがオススメです。
借り入れ後には当然返済が待っていますから、無理のない返済計画を立てて利用しましょう。
◆目的別で探す◆
◆銀行がやっぱり安心◆