こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の良太です。
このページでは、カードローン(キャッシング)の返済について解説しています。
カードローン返済の仕組みを理解していないと、ついつい返済期間が長引いて損をしてしまいます。
一括返済や追加返済をはじめ、早期の完済に導くためのポイント5つをまとめました。
おすすめの返済方法や、返済期日の設定方法についても解説します。
カードローンの返済方法
おもにATM・振り込み・口座振替の3つ
カードローンの返済方法は「ローンカードを利用してATMなどから返済」、カードローンの指定口座への「振り込み返済」、登録した口座から毎回自動で引き落とされる「口座振替」のおもに3つです。
直接店頭へ行って窓口から返済する方法もありますが、店頭窓口がない場合や、防犯上店頭返済を行っていない店舗、完済時のみOKなどそれぞれ条件が異なるので、この記事では省きます。
銀行系カードローン3社の返済方法
カードローン名 | みずほ銀行カードローン | 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 三井住友銀行カードローン |
約定返済 | 口座振替(みずほ銀行普通口座) | 口座振替・銀行振込・ATM | 口座振替・インターネットバンキング・モバイルバンキング・ATM |
臨時(追加)返済 | インターネットバンキング・モバイルバンキング・ATM | 銀行振込・ATM | 銀行振込・インターネットバンキング・モバイルバンキング・ATM |
メガバンクは、どこも口座振替、ATM、銀行振込が可能です。
みずほ銀行カードローンは、契約に際しみずほ銀行の口座の開設が必要で、完済時には店頭での手続きが必須となっています。
三菱UFJ銀行バンクイックと三井住友銀行カードローンに関しては、口座がなくても大丈夫ですが、口座があると利用特典が受けられます。
またコンビニなどの提携先ATM手数料が無料の場所が多く、積極的な臨時返済がしやすいです。
損をしない!カードローン返済のポイント5つ
カードローンをお得に返済していくにはどうするべきかを、いろいろな観点から紹介します。
返済シミュレーションを使う
返済シミュレーションを使えば、毎月の負担や支払い金額の総額がわかるので、生活に無理のない返済計画が立てられます。
各社の公式サイトには、返済シミュレーションのページが設置されていることがほとんどです。
業者によって計算方法は異なり、「借り入れ残高」「支払い回数」「借り入れ利息」を入力することで「毎回の返済金額」や「返済総額」がわかるものや、「借り入れ残高」「毎回の返済金額」「借り入れ利息」を入力することで「返済回数」がわかるものがあります。
返済シミュレーションを利用することで、どのくらいの支払い利息を払わなくてはいけないのか、毎月いくら返済すれば支払い利息が少なく済むかなどを見極めることが可能です。
一括返済で利息をストップする
とにかくお得に返済をしたいのであれば早めの「一括返済」がおすすめです。
カードローンは日割計算なので、一括返済すれば当然それ以降の利息はかかりません。
ボーナスなどで手持ちに余裕があるのであれば、一括での返済がお得です。
50万円を1ヶ月・3年で返済する場合の比較
50万円を年18.0%で借り入れたケースで、1ヶ月で返済する場合と、3年かけて返済する場合を比べてみましょう。
1ヶ月で返済をする場合は、返済総額は507,643円となり、3年かけて返済する場合は毎月19,000円支払いで、総額641,096円です。
つまり利息だけで133,453円の差が生じます。
約18倍なので、これは大きいですよね。
短期の借り入れなら無利息サービスを活用
ちなみに大手消費者金融の場合は初回取引の場合、30日の無利息サービスが用意されている会社もあります。
短期間の借り入れであればとてもお得です。
⇒ 無利息期間がある人気カードローン|初めてお金を借りるアナタへ
追加返済で少しでも早く完済する
余裕があるときはこまめに追加返済
一括返済なんて、絶対に無理!という方にオススメなのが「追加返済」です。
お得に返済するために欠かせないのが、返済期間の短縮です。
返済期間が短ければ短いほどかかる利息は少なく済み、返済金額も少なくなります。
そのため余裕があるときには、1,000円でも多く返済しましょう。
多く返済した金額に関しては、利息ではなく、元金に充当されるのでその分残高がどんどん減っていきます。
低すぎる「支払い最低金額」に注意
カードローンの返済では、借り入れ残高に応じて「支払い最低金額」が決められていることが多く、かなり低い金額で設定されています。
設定された最低金額を支払っていく支払い方法を「ミニマムペイメント」といい、毎月の負担はかなり軽いというメリットの一方、返済期間が長くなるので支払い総額が増えてしまうというデメリットがあります。
結果的に返済総額が増えるので、借り手にとっては損な支払い方法ということになります。
ただし、無理して多く返済をしても生活が回らなくなり、新たに借金が増えてしまっては意味がありません。
無理のない程度に、かつ積極的に返済をすることを心がけていくとよいでしょう。
延滞をしない
延滞は絶対にNGです。
当たり前といえばそれまでですが、延滞には色々なデメリットがあります。
遅延損害金が発生する
1日でも支払日を過ぎてしまうと、カードローンには「遅延損害金」が発生します。
遅延損害金とは、通常の利息にプラスしてかかるペナルティです。
遅延損害金利の相場は「年20.0%」
通常は、遅延損害金利は上限金利の年20.0%のところが多いです。
例えば30万円を借り入れて、支払日から20日延滞した場合を見てみましょう。
となり、毎月の支払い金額に3,287円をプラスしなければいけません。
毎月の支払い金額が11,000円だった場合、端数を切り上げて支払うと15,000円です。
「延滞⇒すぐ次の支払い日」という悪循環
この時点で20日間延滞をしているので、この10日後にはまた11,000円の支払いが必要になります。
うっかり忘れや急な病気などで支払いができなければ仕方ありませんが、純粋に資金が用意できなくて遅れてしまった場合は、またすぐ次の支払いが来てしまうという状況が繰り返され、とても危険です。
延滞は信用情報に登録される
また、支払いの遅れはあなたの信用にも大きくマイナスになります。
1日でも遅れれば、信用情報に登録されるので他のローンの申し込みにはマイナス材料になります。
もちろん増額の審査にも影響しますし、延滞が続けばカードの停止から、最悪一括請求の可能性も出てきます。
さらにその会社のブラックリストに登録されてしまえば、グループ会社にもその情報は共有されてしまいます。
支払いに遅れてしまいそうなときは、必ずあらかじめ連絡をいれましょう。
⇒ キャッシング・ローン審査における信用情報・信用情報機関とは?
おまとめや借り換えを検討する
おまとめや、借り換えの商品を利用するのもおすすめです。
何社かある借り入れを1社にまとめることで大口の融資枠が取れれば、金利が低くなる可能性も高く、返済の手間も1社だけで済みます。
ポイントとしては、おまとめや借り換えすることでメリットがあることが大前提で、追加の借り入れはしないことと、返済額を低くしないことです。
追加の借り入れをしてしまえば当然また借金は増えますし、毎回の返済額を低くしてしまうと残高がなかなか減りません。
メリットがないのにおまとめをしても、手間がかかるだけでなく、信用情報に申し込みをした履歴が半年間残ってしまいます。
⇒ おまとめローン徹底比較!低金利なのはどこ?審査が甘いのは?
カードローン返済のおすすめ期日設定方法
1.返済期日は毎月日付を固定しよう
返済期日は、借り入れ先によって返済日が月に1回のところと、35日周期で選べるところがあります。
カードローンの利息は日割り計算なので、早めに支払えば支払うほど借り入れ残高にかかる利息は少なく済みます。
30日ごとに支払う場合と35日ごとに支払う場合はたった5日分の差といっても、借り入れ残高が大きければ利息も大きくなります。
支払いのスパンはなるべく短くすることを心がけましょう。
支払期日を毎月同じ日に設定することで、支払日がわからなくなり、うっかりなんてことも防げます。
2.給料日のすぐあとに設定しよう
支払日を給料日の直後にすることで、支払日にお金がない!という事態を防げます。
口座振替の場合でも、給料日の後なら残高不足になることもありません。
口座振替で残高が足りずに支払いができないと、延滞になってしまうので絶対に避けましょう。
ところで話は変わりますが
カードローンを少しでもお得に使うコツ
カードローンの利用時に気になるものといえば「手数料」です。
手数料を抑えるには、いつどこで利用するかがポイントとなります。
借り入れは振り込み、返済は口座振替にする
ATMは便利ですが、自社のATM以外を利用すると手数料がかかります。
手数料を節約するには、借り入れは振り込み、返済は口座振替がおすすめです。
どちらも無料で手続きができるので、とてもお得な利用方法といえます。
うっかり忘れによる延滞も防げる
口座振替は手数料がかからないだけでなく、ATMに出向く手間も不要です。
そのため、うっかり支払日を忘れてしまい、延滞になるという心配がありません。
ATM手数料が積み重なるとバカにならない額に
借り入れに関しては、気をつけないと「振り込まれたお金を引き出すときの手数料」がかかります。
振り込まれた銀行のATMから、手数料無料の時間内に引き出せれば問題はありませんが、土日祝日や時間外の場合は手数料をとられてしまいます。
またコンビニなどの提携先ATMでも同様に手数料がかかってしまうので、これでは結局ローンカードを直接利用した場合と変わりません。
大抵の手数料は110円~220円で、一回の手数料としては高額ではないものの、毎回の利用の際に積み重なっていくと決して安くはありません。
できるだけ無駄な支払いは避けて、元金を減らしていきましょう。
⇒ カードローンの返済期間・返済期限は何年?いつ?繰り返し利用できる理由は?
まとめ
カードローンの返済は、いかに短期間で返済できるかにかかっています。
そのためには、こまめに多めに、積極的に返済していかなくてはいけません。
きっちり返済計画を立てるのはもちろん、手数料などの無駄な出費も避けましょう。