こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の良太です。
・借りている件数も金額も増えている
・毎月の複数の支払いが手間
・支払日の管理が面倒
そんなときに借金を1社にまとめてしまう「おまとめローン」が便利です。
ここでは「おまとめローン」の「審査に通りやすい人の特徴」や「オススメのおまとめローン」について解説していきます。
通りやすい人の4つの特徴
1.他社の件数、金額が規定内
まずはじめに、おまとめローンの審査が通りやすい人にはどんな特徴があるか解説します。
他社の借り入れ状況を見られる
他社の借入件数は少ない方が借入しやすいです。
規定にもよりますが、他社借入件数は4件以下でないとかなり難しくなります。
3件以下であれば大抵はまとめられるでしょう。
総量規制は気にする必要ナシ
おまとめローンとなると大口になるため、消費者金融の収入の3分の1を超える借入は禁止となる「総量規制」が気になるところです。
ですが、「顧客に一方的に有利になる借り替えは例外」とされるので、消費者金融でも審査が通れば利用できます。
2.延滞や金融事故がないこと
あなたの借入状況については、「信用情報」を取得すれば内容は全てわかります。
信用情報の「延滞や事故情報がない状況」が大前提です。
更に、信用情報に登録されている内容と申し込み用紙に記載されている
・住所
・電話番号
・勤務先情報
は変わっていないと審査がしやすく通りやすいといえます。
3.本人属性がクリア
大口のローンに通る場合は、返済能力はもちろん「連絡が取りやすいかどうか」も審査のスムーズさに影響します。
家族と同居している
「家族同居」だと家族に迷惑をかけたくない、バレたくない、というところから「自ら連絡を積極的に取る」ので行方不明になったり、連絡が取れなくなる確率が低くなります。
家を持っている
「持家」の場合も相当のことがない限りは引っ越しをしないものです。連絡を取りやすいタイプです。
年齢が30代~50代で勤続年数が長い
「年齢」については30代から50代で、尚且つ「勤務年数」も長ければ長いほど評価は高くなります。
正社員である
「正社員」で、もちろん勤務先も安定した「公務員」や「大手企業」だと安定した収入につながり、審査も通りやすいです。
4.申し込み時に嘘や偽りがない
融資をするにあたって本人の人間性はとても大事です。
誠実に返済してくれそうな人は審査もスムーズに進みます。
おまとめローンに通りにくい人の特徴
他社の件数、金額が規定以上の人
他社の借入件数が5件以上は残念ながらおまとめローンは難しくなります。
おまとめローンなんだから件数が多くても…と思うところですが、、、
そもそもそれだけの件数を借りているということは、更におまとめローンの借入によって「多重債務」に拍車をかけることになりかねないリスクから、敬遠されます。
金額的には総量規制は対象外だとしても、収入に対しての住宅ローンや返済可能額を考慮されます。
他社の借入状況
融資するにあたって他社の借入状況は、自分のところもきちんと返済してもらえるのかを見極めるにあたって、とても重要視されます。
延滞があったり、事故情報があれば審査は通らないでしょう。
本人属性
まず「婚姻区分」においては独身だからといって評価が下がることはありません。
むしろ収入が全て自分で使えるので返済可能額は高く考慮されます。
しかし「独身でひとり暮し」だと状況は変わります。まず連絡が取りにくい、更に「賃貸居住」だと最悪連絡が取れなくなる可能性が高くなります。
更に勤務形態が「パート、アルバイト」だったり、勤務先が水商売やパチンコ店、新聞配達など「不安定」とされている場合、おまとめローンの審査は通りにくいのです。
申し込み時に嘘や偽りがある
審査に通るため自分を少しでもよく見せようと、他社の借入件数を少なく申告したり、収入を多く申告した場合、まず信用情報の取得や収入証明の提出などで全てわかってしまいます。
そのため、申し込み時の嘘や偽りはかえってマイナス評価となります。
おまとめローンの審査について
「おまとめローン」は債務をまとめるので、借入するにあたって条件が良くならなければ意味がありません。
金利が低くなったり、支払い金額の軽減などがあってこそ、おまとめする意味があります。
しかし、それだけ条件が良いということは、その分「審査も厳しい!」ということになります。
おまとめローンの審査において重要なのが
「信用情報」
「本人属性」
この2つです。この2点が返済能力があるかどうかを見極めるポイントとなるのです。
信用情報はココでチェックされる
金融機関のほとんどは「日本信用情報機構」「シーアイシー」「全国銀行個人信用情報センター」のいずれかに登録しているので、ここでの登録情報をもとに内容をチェックし審査をします。
日本信用情報機構(JICC) | 消費者金融の殆どが加盟している情報機関です。 |
シーアイシー(CIC) | クレジット会社や銀行系ローン会社が加盟しています。消費者金融も加盟しているところもあり、携帯電話のローンもこちらに情報が登録されています。 |
全国銀行個人信用情報センター | 銀行等が加盟している情報センターです。 |
氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先名称、電話番号これらの情報に加えてローン等の借入の情報が、件数、借入金額、借入残高、次回支払日等の詳細や、半年以内の融資の申込み件数も全て登録されています。
なかでも重要なのが「延滞」や「事故情報」です。
3ヶ月以上の延滞は金融の事故情報として登録され、弁護士への債務整理等も登録されています。
信用情報をみれば他社での支払い状況がしっかりとわかるのです。
支払いがきちんとできないのに、または支払いができなそうな人に新たに融資をする会社はまずありません。
ましてやおまとめローンとなれば融資額も大きくなってくるので審査は比例して厳しくなります。
本人属性
申し込み者本人の属性情報は、信用情報と同じくらい大切です。
ここでいう「属性情報」とは年齢、婚姻区分、居住区分、同居区分、勤務先、勤務年数、勤務形態、年収、保険区分などで、返済能力を見極めます。
おまとめローンのメリット・デメリット
おまとめローンのデメリット
「おまとめローン」は一見良いことばかりに思えてしまい、ついまとめられればOKとして詳細を確認せずに契約してしまいがちです。
もちろん、おまとめローンなら何でも良い!というわけではありません。
ここでは少しだけデメリットについて触れてみます。
金利が上がる?
おまとめできるからと、大口融資を喜んで受けてみたのに、後々で実は金利が上がってたなんてこともあります。
特に消費者金融の場合は金利が高く、新規契約などは、上限金利が適用されます。
借金の総額が増える?
おまとめにより、大口で一気に借入ができると、金利も下がり支払い最低金額が今までよりも下がる場合があります。
おまとめしてよかった!と最低金額のまま払い続けると・・・
元金がなかなか減らず、そこに金利ももちろん加算されてきます。
そうなると返済の回数はどんどん延びてしまうのです。
もちろん支払い回数が増えることになれば支払い総額も増えてしまうのです。
更に詳しいおまとめローンのデメリットは「おまとめローンのデメリット5つ!知らないと損します!」で解説しています。
おまとめローンのメリット
金利が下がるイコール借金が減る?
おまとめローンのメリットは、何といっても「借金が減ること」です。
平成22年6月に出資法の上限金利が引き下げられ、借入元金の金額によって金利が引き下げになりました。
ちなみに出資法の上限金利を超える貸付は、刑事罰の対象になります。
元金10万円未満 | 年20%まで |
元金10万円以上100万円未満 | 年18%まで |
元金100万円以上 | 年15%まで |
例えば30万円を2社、40万円を1社に借り入れていた場合、おまとめによって100万円以上を一気に借入できれば自然と金利も下がることになります。
借入金額が大きくなるので金利が低くなることは、借入総額も少なくなります。
審査さえ通れば銀行系のローンは大口でしかも金利が低く、繰返し使えるのでとても便利です。
支払い金額が減る
何社かを毎月支払うと、利用会社ごとに返済額は少しずつ違います。そこを一社にまとめることで支払い金額は抑えることができます。
おまとめローンの注意点
過払金の返還
これは過去に長い取引があった場合に当てはまるのですが、過払金があるのにおまとめローンにしてしまうと、過払金の分まで支払うことになってしまいます。
しかも全社全額完済できれば、平成22年から弁護士などに依頼して過払金を返還しても信用情報に登録されなくなりました。つまり完済情報のみの登録となるのでまた借入することができます。
しかし、完済してないのに過払金の返還をすると、利息制限法に引き直されて残高は減りますが信用情報に記録が残ります。完済しても新たな借入はまず一定期間できなくなります。
詐欺に注意
実はおまとめローンを狙った詐欺もあります。
これはおまとめローンをするためには手数料や保証料が必要だと説明して、何十万円もの手数料を受け取った後に連絡が取れなくなったりします。
他にも大口の融資ができると来店させておきながら、来店すると弁護士への債務整理を勧めてきます。そして債務整理をさせて弁護士から斡旋料金をもらっているのです。
これらは多重債務に陥っている弱味を握った悪質な犯罪行為です。
おまとめローンの種類
おまとめローンをするのであれば「銀行系のカードローン」か「消費者金融」があります。
アイフル「貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン」
アイフルの利用が初めての借り換え専用の商品です。
消費者金融のアイフルは、消費者金融ならではのスピードと審査の柔軟さがあります。
金利と融資可能額
金利は消費者金融のため年4.5%~年17.8%と高めです。可能額は1万円~500万円までですが、総量規制は対象外となっています。
追加利用はNG
借り換え専用のため、追加の利用はできません。途中多目の返済や一括返済はできます。
利用者には別途商品あり
アイフル利用中の方にはアイフル「おまとめMAX」がありますが、こちらは多少金利は低いながらも追加の利用はできません。
オリックス銀行カードローンの特徴
おまとめローンでオススメなのが「オリックス銀行カードローン」です。
300万円まで収入を証明する書類が不要なのと、フリーローンで800万円まで利用可能となっています。
しかし、即日の融資はまず難しいので、急いでいる人にはオススメしません。
審査はWebで完結
審査はWebで完結するので24時間365日いつでも申し込みができます。来店や郵送の手間がかかりませんが、入力項目は多いのが特徴的です。
在籍確認は電話
勤務先への在籍確認は電話でします。
おまとめローンはない?
商品としておまとめローンはありませんが、申し込みの利用目的に「借り換え」を選べるようになっています。
金利は年3.0%~年17.8%となっていますが借り換え目的であれば審査により低金利で利用ができます。
ATM手数料が無料
提携先の銀行やコンビニのATMが無料なので都度の手数料がかかることを考えるととてもお得です。
オリックスVIPローンカードの特徴
「オリックス銀行カードローン」とはグループ会社のオリックス・クレジット株式会社という信販系のカードローンです。
オリックス銀行カードローンよりは多少スピーディーに融資ができます。
オリックスVIPローンカードフリーローン
利用可能額が800万円までのフリーローンなので使い方は自由です。おまとめした後に利用もできるので便利です。
低い金利
こちらの金利は年3.0 % ~年14.5 %とオリックス銀行カードローンよりも低めに設定されています。
年収400万円以上
申し込みの条件として年収400万円以上が必要になります。それだけの安定した収入が必要になります。
まとめ
おまとめローンは本当に自分にとって得があるかどうかを良く見極める必要があります。
結局大して金利も変わらず有利な点がないと、単に手間がかかるだけになってしまいます。
あとは申し込み時に、
- 使っていないカードは解約
- 残高の少ないところはできるだけ完済
- 申し込み用紙に嘘は書かない
これらを実行すると、規定内であれば審査は通りやすいはずです。
更におまとめローンの審査が通ったら、まとめた会社は再度借入しないことが重要。
結局のところ借金は借金なので「増やさないようにする」ということが大切です。
◆目的別で探す◆
◆銀行がやっぱり安心◆