こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の友美です。
「イオンアシストプラン」は、イオン銀行のローン商品で、使いみちが原則自由な「フリーローン」と、目的が決まっている「目的型ローン」があります。
金利が低く限度額が大きいことから、おまとめや借り換えにも人気です。
今回は「イオンアシストプラン」の審査の難易度やメリット・デメリット、申込み・在籍確認から融資までの流れを解説します。
イオンアシストプランの審査
審査の難易度
イオンアシストプランの審査はやや厳しめ
申込み条件は「年収200万円以上」
イオンアシストプランの申込みの条件は「年収200万円以上」です。
このことから、専業主婦(主夫)の方やパート・アルバイト程度の収入では厳しいということが分かります。
3件以上の借り入れで審査通過が困難に
イオン銀行のフリーローン「イオンアシストプラン」は、金利が低いので、おまとめや借り換えに人気です。
おまとめローンの対象は「他社から借り入れをしている人」となります。
その場合、多重債務者(借金の返済が困難になっている人)という恐れもあります。
お金を貸す側から見ると、無担保、無保証人で、大口の融資、しかも「複数借り入れがあるかもしれない人」への融資審査ですから、厳しくなるのは当然でしょう。
ちなみに他社からの借り入れが3件以上あると、おまとめや借り換え目的でも、審査通過は難しいと言われています。
⇒ 審査が甘いキャッシング会社は?通らない理由・落ちた理由も教えます
保証会社はオリックス・クレジット(株)
担保や保証人は不要ですが、オリックス・クレジット(株)が保証するので、保証会社の審査に通る必要があります。
オリックス・クレジット(株)が保証会社になっているローン商品で過去に長期延滞をしたり、金融事故を起こしていると、オリックス・クレジット(株)のブラックリストに載っている可能性があるので、審査には通りません。
ちなみにイオンアシストプランには、あくまで目安としてですが、下記3項目を入力するだけの「お借入可能額 カンタン試算!」という簡単なチェック項目があります。
- 前年度収入
- 年齢
- 現在の借り入れ状況(住宅ローン含む)
申込み前にチェックしてみると良いでしょう。
審査時間
イオンアシストプランの審査時間は、最短1日~3日くらいかかります。
消費者金融などは、最短30分なので比べてしまうと遅く感じますね。
申込み条件
イオンアシストプランの申込み条件は4つあります。
- 日本国内に居住している(外国籍の方は永住許可要)
- 契約時の年齢が満20歳以上~満60歳未満
- イオン銀行の普通貯金口座がある
- 安定かつ継続した収入がある(原則前年度200万円以上)
ここでネックになるのは2点、口座が必要なのことと、年収の制限があることです。
時間はかかりますが、口座は通常、誰でも開設できます。
ところが年収が200万円以下の場合は、自分で上げるわけにはいかないのが辛いところですね。
在籍確認はある?
電話連絡は必ずある
イオンアシストプランでの在籍確認は、申告した勤務先への電話連絡が必須です。
イオンアシストプランの口コミを見ると、たまに「在籍確認がなかった!」という内容も見られますが、職場への在籍確認は必須です。
在籍確認がなかったというのは、よほどさりげなく在籍確認をしてくれたということでしょう。
電話連絡による会社バレを防ぐ方法
イオン側から見ると、無担保、無保証人のローン商品なので、返済能力の見極めは大切です。
電話による在籍確認は、「イオン銀行ですが、在籍確認です」というような内容ではなく、あくまで個人名での連絡です。
口座開設や保険の案内だとアピールしておく
しかし、銀行名を名乗ることもあるようなので、職場への電話連絡が不安な方はあらかじめ、下記などの内容で銀行から連絡がくるかもしれないと職場に伝えておくとよいでしょう。
- 口座の開設
- 保険の案内
- 預金商品の案内
- 住宅ローンの説明
在籍の確認といっても、勤務年数や役職を尋ねられたりすることはまずありません。
「~さんはいらっしゃいますか?」というような感じで、「ただいま席を外しております」「本日は終日現場です」など、本人がいなくてもここの職場で働いている、という確認さえ取れればOKです。
電話連絡の時間指定も可能
それでも不安な方は、あらかじめイオン銀行の担当者に、いつ頃連絡がくるのか?どういった感じなのか?男性か女性か?など確認しておくとよいでしょう。
申込みをしてだいた3日以内に、在籍確認の連絡がくるそうです。
イオンアシストプランはおまとめにぴったり
イオンアシストプランには、利用目的が原則自由な「フリーローン」と、目的が決まっている「目的型ローン」があります。
フリーローンは使いみちが自由で、金利は年3.8%~年13.5%、遅延損害金は年14.6%と低金利です。
限度額は30万円~700万円という大きな限度額なので、他社の借り入れをまとめるのには最適です。
金利が低く限度額は高い
利息制限法で決められている金利は、1社での借入残高が100万円を超えると金利は年15.0%以下にしなければならず、これを守らなければ法律違反となります。
イオンアシストプランは上限金利が年13.5%なので、法定金利よりもさらに低い率に設定されています。
金利は審査によって決まるのですが、上限金利がもともと低いので安心です。
限度額も700万円までなので、審査に通れば、おまとめや借り換えも充分可能です。
おまとめのメリット
金利が下がる可能性が高い
イオンアシストプランは、おまとめに最適なローン商品だと言われています。
おまとめのメリットとしては
- 金利が下がる可能性が高い
- 支払いの手間が1社に減る
- 支払日を忘れる心配がなくなる
- 今後の支払い計画が立てやすくなる
などいろいろありますが、金利が下がった場合のメリットが一番魅力的です。
イオンアシストプランのおまとめシミュレーション
消費者金融で「年18.0%の金利で50万円の借り入れが他社で3件」ある場合と、それを「イオンアシストプラン1社」にまとめた場合を比べてみます。
今回は1年で完済すると考えてみましょう。
年18.0%の金利で50万円の借入が他社で3件ある場合
これが3件分なので、総額は1,650,222円で利息分は150,222円です。
イオンアシストプラン1社で150万円にまとめた場合
利息分は111,931円なので、まとめる前との差額は38,291円です。
まとめることで1年で約4万円の差が
1年間で完済するとして、約4万円の差が出てきます。
もちろん返済期間が長引けば、返済総額も多くなりますので、金額の差額も大きくなります。
これだけでも、おまとめや借り換えのメリットになりますね。
イオンアシストプランのメリット・デメリット
低金利で大口融資可能なイオンアシストプランですが、メリットだけではないようです。
ここではイオンアシストプランのメリットとデメリットを見てみましょう。
イオンアシストプランのデメリット
まずはデメリットを4つ挙げました。
- 時間がかかり、即日融資は不可能
- 条件が厳しい
- 返済のみ
- 手数料がかかる
それぞれ紹介していきます。
1. 時間がかかり、即日融資は不可能
最低でも1週間はかかる
イオンアシストプランの一番のデメリットは「手続きに時間がかかる」ということです。
審査には通常3日くらいかかり、融資までは口座があれば1週間~2週間、口座開設も同時に行うと、2週間~1ヶ月くらいかかります。
ちなみに口座がなくて同時開設の場合は、イオン銀行からキャッシュカードが届いてからになります。
「web完結」はできない
申込みはインターネットでいつでもできますが、最初の仮審査に通過すると、郵送で書類のやり取りが必要になります。
イオンから送ってもらった書類に、記入・捺印後、必要書類と一緒に今度はイオンへ返送が必要です。
どんなに急いでも即日融資は不可能なので、時間に余裕のない場合は、即日可能な消費者金融に申込みましょう。
2. 条件が厳しい
イオンアシストプランは、継続して安定した年収があることと、年収200万円が条件の一つなので、専業主婦(主夫)や学生、年金受給者は申込みできません。
専業主婦(主夫)の方の場合は、50万円までならイオン銀行のもうひとつの大きなローン商品「イオン銀行カードローン」に申込みができます。
3. 返済のみで繰返し利用はできない
イオンアシストプランは、返済のみの証書貸付で、返済しながら繰返し利用するということはできません。
ただし審査に通れば、増額分の融資は可能です。
4. 手数料がかかる
一般的な銀行系のカードローンの場合にはあまり耳にしない「事務手数料」がかかります。
契約1件につき2,700円(税抜)かかり、さらに借り入れ時の印紙代も、負担しなくてはいけません。
イオンアシストプランのメリット
イオンアシストプランのメリットはたくさんあります。
- 金利が低い
- 目的型ローンならさらに金利が低い!
- 申込みはインターネットで24時間いつでもOK
- 総量規制対象外
- 銀行なので安心
なんといっても一番のメリットは金利の低さですが、それ以外にも5個メリットを紹介します。
1. 金利が低い
下限金利・上限金利ともに低い
イオンアシストプランの金利は年3.8%~13.8%(2020年4月1日現在)と下限金利も上限金利もとても低くなっています。
しかも固定金利なので、融資から完済まで、契約時の金利で上がることはありません。
新規申込みの場合は上限金利が適用される
新規申込みの場合は、ほとんどが上限金利の適用になります。
消費者金融の一般的な上限金利は年18.0%で、銀行系のカードローンでも年14.0%~年16.0%くらいなので、イオンアシストプランはとても低い金利だと言えます。
遅延損害金が他社と比べてかなり安い
さらに注目すべきは「遅延損害金」です。
これは支払日を過ぎてしまった時に課せられる罰金のようなもので、日数ごとにプラスして支払わなくてはいけません。
一般的な遅延損害金は、年20.0%と法律のギリギリラインがほとんどですが、イオンアシストプランの遅延損害金は年14.6%と年5.0%以上も低くなっています。
やむを得ない事情で、支払いが遅れてしまう場合もあるかもしれません。
但し、遅延損害金を払えばよいというものではなく、今後のあなたの信用情報にも関わりますので、遅延した場合は必ず連絡を入れておきましょう。
⇒ キャッシング・ローン審査における信用情報・信用情報機関とは?
2. 目的型ローンならさらに金利が低い
イオンアシストプランには、フリーローンと目的型ローンがあります。
下限金利は年3.8%と同じですが、目的型ローンは、上限金利が年10.0%を下回っています(2019年6月1日時点の調査に基づく)。
「目的型ローン」には、自動車ローン、教育ローン、住宅ローン、リフォームローン、輝く女性サポートローン、ペットローン、サブカルローン、デンタルローン、自転車ローンの9種類があり、さらに他社の借り換えも使用目的としてOKです。
つまり審査に通れば、かなりお得なローン商品ですが、審査において目的型ローンの審査からはじかれてしまうと、通常のフリーローンとしての審査になるので、上限金利は上がります。
それでも、フリーローンも年13.5%と低い上限金利ですね。
3. 申込みはネットで24時間365日いつでもOK
申込みはいつでもインターネットでできるので、忙しい仕事の後でも、土日祝日の休みを待たずに申込みができます(審査は営業時間内になります)。
4. 総量規制の対象外
消費者金融と違い、イオンアシストプランは銀行のローン商品なので、貸金業法の総量規制の対象外なのです。
総量規制とは、収入の3分の1を超える貸付はしてはいけないという貸金業の法律です。
そのため大口融資の審査ができるのです。
5. 銀行だから安心
これはイメージ的な問題なのですが、イオンアシストプランはイオン銀行のローン商品です。
気になる在籍確認などに「イオン銀行」と名乗られても、銀行というイメージは「借金」というイメージと結び付くものではありません。
ところが消費者金融は、社名で一発で「借金」と分かってしまうので、イメージとしてあまり良くはありませんよね。
イオンアシストプランの申込みから融資までの流れ
それではイオンアシストプランの申込みから融資までの流れを見てみましょう。
イオンアシストプランはインターネット申込みのみなので、来店の手間がかかりません。
- インターネットで申込み
- 審査
- 契約書類の送付
- 契約書類の返送
- 融資
1. インターネットで申込み
公式ホームページの申込みフォームより申込みをします。
イオン銀行の口座を持っていない場合は、同時に口座開設もできます。
但し、審査に通らなかった場合でも、口座の申込みをすると原則として口座が開設されます。
2. 審査 → 3. 契約書類の送付
審査に通ると、自宅へ契約書類が届きます。
4. 契約書類の返送
契約書類が届いたら、内容を確認して署名(自署)・捺印をし、必要書類を同封して返送します。
口座がない場合は本人確認書類を送付
以下が必要な書類です。
- 本人確認書類
- 収入証明書
本人確認書類は、イオン銀行の口座をあらかじめ持っていれば不要です。
運転免許証、パスポート、健康保険証いずれかのコピーか、住民票の写し、印鑑証明書などになります。
個人事業主は収入証明書も必要
収入証明書は、個人事業主や法人代表の方は、原則として必要です。
さらに過去においては「300万円までの希望の場合は収入証明書が不要」と大きく記載がありましたが、2017年4月に金融庁より多重債務者対策として銀行にも注意喚起があったため、銀行系のローン商品に関しても審査が厳しくなったと言われています。
給料明細書、源泉徴収票、確定申告書類などが必要になる場合もありますので、担当者によく確認しましょう。
5. 融資
イオンアシストプランの融資方法は、イオン銀行の本人口座へ「銀行振込のみ」です。
審査で出た承認金額が融資されますが、希望額が承認金額を下回る場合は、契約書と確認書に希望の融資金額を記入すればOKです。
ただし、イオンアシストプランの最低融資金額は30万円となっているので、この金額以上で記入します。
イオンアシストプランの返済
返済方法は引き落としのみ
イオンアシストプランの返済は、毎月27日にイオン銀行の自動引き落としのみです。
ATMへ行く手間がいらず、忘れることがないので、とても便利な自動引き落としですが、口座残高が返済金額を下回っていると、「延滞」になってしまうので注意が必要です。
返済方式は「元利均等返済方式」
イオンアシストプランの返済方式は、「元利均等返済方式」です。
毎月の返済金額が一定なので、返済計画が立てやすい返済方式です。
最初は元金の充当分が少なく、支払いを続けていくと利息充当分が増えていきます。
6ヶ月毎に増額返済が可能
6ヶ月毎に、借り入れ金額の50%まで増額返済が可能です。
繰上返済の方法
イオン銀行ダイレクトから
返済元金は1万円から1円単位で可能で、申込み期限は、繰り上げ返済希望日の前日までです。
希望日は、申込みの翌日から1ヶ月先の営業日までを選べます。
店舗から
返済元金は10万円から返済可能で、申込み期限は、毎月の返済日の15日前まで可能です。
希望日は返済日のみ指定ができます。
繰り上げ返済の手数料は、どちらも無料です。
余裕があれば、どんどん繰り上げ返済することで支払い期限も短くなり、金額も少なくできます。
まとめ
イオンアシストプランは、条件が決まっているので、申込みの対象は狭くなっています。
しかし、審査が通ればずっと低い固定金利で返済を続けることができます。
基本的には返済のみなので、借金が増えることなく減り続けます。
おまとめや借り換えを考えている方には、ぴったりのローン商品ですね。
他社の借り入れに悩んでいる方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?
◆目的別で探す◆
◆銀行がやっぱり安心◆