秋田県秋田市に本店がある地方銀行、北都銀行には「スピードカードローンNeo」「スーパーアシスト(カードローンプラン)」「北都銀行カードローン1000」という3つのカードローン商品があります。
このなかの「スピードカードローンNeo」は申込みの地域制限がなく、専業主婦(主夫)はもちろん、年金受給者や学生まで契約の対象となる、幅広いニーズに応えたローン商品です。
ここでは「スピードカードローンNeo」の審査・返済額・金利や、オススメ出来る人・出来ない人について詳しく解説します。
北都銀行カードローン「スピードカードローンNeo」の審査
『スピードカードローンNeo』は、2016年の10月からのローン商品で比較的新しいため「Webで完結」もOKです。
申込条件の幅も広く、利用しやすいローン商品です。
審査にはどのような特徴があるのでしょうか?
申込条件は?
『スピードカードローンNeo』は、申込条件の幅が広く設定されています。
- 契約時の年齢が20歳~70歳未満
- 本人または配偶者に安定した収入がある
- 保証会社の保証を受けることができる
安定した収入さえあれば申込みOKですが、勤務形態などによっては限度額が制限されています。
勤務先属性 | 借入限度額(上限) |
パート・アルバイト | 50万円 |
専業主婦(主夫) | 50万円 |
年金受給者 | 20万円 |
学生 | 10万円 |
最高限度額は500万円ですが、たとえ少ない限度額ではあっても、消費者金融の平均的な金利年18.0%よりは、上限でも年利14.6%なので年利3.0%以上お得ですね。
審査は甘い?厳しい?
審査は厳しすぎないが、甘くはない
『スピードカードローンNeo』は、申込み者の職業範囲が広く、銀行系のカードローンということで総量規制対象外となり、専業主婦(主夫)も借り入れ可能で、その面では審査は甘いといえます。
保証会社は「新生フィナンシャル」なので、消費者金融のノウハウをもって審査を行います。
信販会社ほど厳しくありませんが、一般的に甘いと言われている消費者金融ほどは甘くはありません。
審査のポイント
審査の一番の鍵は、あなたの「返済能力」にかかっています。
この人なら貸してもきちんと返済してくれる、ということが何よりも重要です。
返済能力は、あなたの属性情報と信用情報で見極められます。
- 属性情報・・・家族構成や勤務先の規模、年収など
- 信用情報・・・他社での借り入れや返済状況
今までに金融事故を起こしていたり、現状で他社の借り入れ多数、未払いや長期延滞の情報が確認されると審査には通りません。
なお申込み時に虚偽申告をしないことが、最低限、審査に落ちないコツです。
⇒ キャッシング・ローン審査における信用情報・信用情報機関とは?
審査時間
『スピードカードローンNeo』の審査時間について、公式サイトには記載がありません。
通常、申込みから2営業日~3営業日で仮審査の結果が出て、融資まで3営業日~4営業日かかると言われています。
ちなみにローンカードの到着は10日~2週間かかるので、初回限定の振込融資がおすすめです。
保証会社について
保証会社は新生フィナンシャル
『スピードカードローンNeo』の保証会社は、「新生フィナンシャル(株)」です。
「新生フィナンシャル(株)」は(株)新生銀行の子会社で、消費者金融として「新生フィナンシャルカードローン」のサービスや「レイクALSA」などの信用保証業務を行っています。
保証会社の役割は?
カードローンにおける保証会社は、返済が滞った際に、債権者への支払いを保証してくれます。
つまり簡単にいうと、あなたの支払いが滞った際に代わりに保証会社が支払ってくれるのです。
ただ借金が消えるわけではないので、今度は保証会社の方へ支払いをすることになります。
大抵の銀行系のカードローンは、保証会社を消費者金融にしています。
銀行はカードローンを扱った経験が浅いので、知見のある消費者金融に手数料を支払って委託することにより、業務をスムーズにスピーディーに行うことができます。
北都銀行カードローン「スピードカードローンNeo」の申込みから返済まで
申込から返済までの流れ
申込方法は、インターネット、電話、FAX、店頭の4通りあります。
電話はフリーダイヤル、FAXの場合は仮審査申請書を公式サイトよりプリントアウトして記入しFAX、店頭の場合は身分証明書を持参します。
中でもインターネットは「Webで完結」が可能で、24時間受付OKなのでとても便利です。
インターネット申込みの場合
① 申込
公式サイトの「今すぐお申し込み」をクリックし、個人情報の取り扱いについての説明を読んで、同意後進めていきます。
② 仮審査
仮審査は、申込内容の確認と信用情報の照会、在籍確認が行われます。
審査をする際に一番大切なのは、きちんと返済できるかどうかです。
給与収入が直接返済につながるので、万一、勤務先が虚偽だった場合には大きなリスクになります。
申告先の勤務先で本当に勤務しているのかを確認するために、担当者が個人名で連絡をします。
③ 仮審査の連絡
申込後、通常は2〜3営業日で仮審査の結果がきます。
- 通過→電話連絡
- 否決→メール
④ 本審査
必要書類は、スマホなどで写真を撮り、メールで送信します。
運転免許証以外の身分証明書の場合は、契約時に来店が必須です。
⑤ 契約
契約完了後、ローンカードが簡易書留にて自宅へ送られます。
振込希望であれば、契約時に担当者に伝えます(振込時の手数料は差し引かれます)。
振込希望である旨を伝えないと、ローンカードが届いてからの利用になってしまいます。
⑥ 融資
事前に指定の口座への振込みか、ローンカードが届いてからATMを利用することになります。
カードの到着を待つ場合は、10日~2週間くらいかかります。
今後の利用に関しては、北都銀行のATMか提携先ATMからの利用になります。
返済方法
『スピードカードローンNeo』の返済は毎月10日と決まっています。
北都銀行に口座がある場合
毎月10日か、土日祝日の場合はその翌営業日に、普通預金口座から自動で引き落とされます。
北都銀行に口座がない場合
毎月10日か、土日祝日の場合はその翌営業日までに、ローンカードを利用してATMから入金するか、銀行から振り込みます。
いずれも北都銀行のATMや、手数料無料の提携先以外は有料です。
毎月の返済金額
次に、毎月の返済金額について見てみましょう。
『スピードカードローンNeo』の返済金額は、10万円未満の借り入れで2,000円です。
仮に50万円借りても、1万円なのでとても低い金額設定になっています。
ATMから追加返済しよう
いくら最低金額が低いからといっても、その金額だけで返済し続けると、返済期間は長引きます。
返済期間が長引くと元金が減らないので、その分支払う利息はどんどん増えてしまいます。
余裕があるときには、ATMなどでどんどん追加返済していきましょう。
特に自動引き落としが設定されている方の場合は、毎回最低金額で引き落とされていくことになるので、追加の返済を心がけましょう。
その際には、北都銀行のATMまたは手数料無料の提携先ATMを利用しましょう。
必要書類
本人確認書類
『スピードカードローンNeo』の本人確認書類は、以下の三点です。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
Webでの申込みに関しては、運転免許証は必須となり、メールで簡単に送信できます。
その他の申込みでも書類の送信まではWebでもOKですが、契約に関しては来店が必須です。
収入証明書は原則不要
通常のカードローンであれば収入証明書の提示が必要ですが、『スピードカードローンNeo』は収入証明書は原則不要です。
ただし、審査の段階で必要だと判断された場合には、提出が必要になります。
収入証明書の提示は意外に手間がかかるので、できれば不要な方がいいですよね。
即日融資は不可
銀行系のカードローンは、どこも即時融資は不可能です。
もちろん、『スピードカードローンNeo』も即日融資は出来ません。
仮審査に2〜3営業日、本審査~融資までに3〜4営業日はかかってしまいます。
北都銀行カードローン「スピードカードローンNeo」をおすすめ出来ない人
こんな人は、北都銀行カードローンをおすすめ出来ません!
- 融資を早くして欲しい
- 秋田県近郊が生活区域ではない
- 北都銀行の口座を持っていない
- 利用手数料をかけたくない
- 勤務先への連絡はして欲しくない
- 運転免許証を持っていない
- 土日に契約したい
- 郵便物は困る
- 100万円~200万円をできるだけ低い金利で利用したい
- 無利息で借入したい
もし当てはまる場合には、他にも消費者金融や銀行系のカードローンはありますので、自分に合ったローンを探しましょう。
1. 融資を早くして欲しい
北都銀行カードローンの融資までの時間は、3日~4日かかると言われています。
あなたが、スグにお金を借りたい場合は申込みから融資まで1時間程度で終わる、大手の消費者金融がおすすめです。
2. 秋田県近郊が生活区域ではない
秋田県外の北都銀行ATMはわずか3ヶ所
北都銀行は秋田県に本店を構えていて、山形県、宮城県、東京都に各1店舗ずつしか窓口がありません。
秋田県以外の場合、ATMも各店舗に併設されている3ヶ所しかありません。
しかも北都銀行東京支店のATMに関しては、土日祝日は利用できません。
北都銀行の口座を開設するのにも地域制限がある
『スピードカードローンNeo』の追加借入や追加入金は、ローンカードを使ってATMからの利用となっています。
繰り返しの利用を考えているのであれば、北都銀行やイオン銀行の手数料無料のATMを利用しないと毎回手数料がかかってしまいます。
返済に関しては、北都銀行の口座を持っていれば自動引き落としの手続きは取れますが、口座を開設するのに地域制限があります。
積み重なる手数料や利便性を考えると、秋田県近郊が生活区域でない方にはおすすめ出来ません。
⇒ 土日審査OKのおすすめカードローン【大手消費者金融4社】を紹介
3. 北都銀行の口座を持っていない
『スピードカードローンNeo』は、北都銀行の口座がなくても契約できますが、口座がないとお金の出し入れの際に毎回手数料を取られてしまいます。
提携先ATMは全国のコンビニなどにあるものの、北都銀行のATMがあるのはほとんど秋田県内ですし、口座開設には地域制限があります。
この手数料は、初回の振込融資の際にも、融資額から引かれるほど徹底しています。
手数料が毎回かかるので、普段から北都銀行を使っていない方であればおすすめは出来ません。
4. 利用手数料をかけたくない
北都銀行以外のATMからの入金になると、手数料が都度「110円〜220円」かかります。
銀行からの振込返済の場合は110円~、窓口の場合は最高864円までかかってしまいます。
融資額に比べれば手数料なんて微々たるものとはいっても、積み重なるとかなりの痛手ですね。
他の大手消費者金融や銀行系のカードローンでは、提携先ATMの手数料が無料のところも数多くありますので、手数料が気になる場合には、他の借り入れ先をオススメします。
5. 勤務先への連絡はして欲しくない
『スピードカードローンNeo』の審査は、例外なく電話での在籍確認になります。
会社に在籍している確認がとれないと契約は出来ません。
あなたの勤務先が、個人電話が一切禁止であったり、個人情報の観点から一切答えられないという返答であれば、在籍の確認にはなりませんので借り入れすることはできません。
他銀行や消費者金融は場合によっては、収入証明書や社員証などでOKとするところもあります。
どうしても勤務先へ連絡してほしくないという方は、他を探しましょう。
6. 運転免許証を持っていない
北都銀行の中で唯一、来店不要のカードローンが『スピードカードローンNeo』です。
Web上だけで申込みから契約まで可能な「Webで完結」がウリです。
しかし運転免許証以外の本人確認書類の場合は、契約は必ず来店が必要になりますので、そのメリットは薄れてしまいます。
7. 土日祝日に契約したい
『スピードカードローンNeo』は、土日祝日には契約できません。
Web申込みは、24時間可能となっていますが、24時間OKなのは受付のみです。
審査は北都銀行の営業時間内になるので、平日の9:00~17:00までとなります。
そのため、土日祝日には契約ができません。
北都銀行には無人契約機がないので、土日祝日に申込みから契約までを終わらせることはできず、平日の営業時間内に契約をする必要があります。
⇒ 土日審査OKのおすすめカードローン【大手消費者金融4社】を紹介
8. 郵便物は困る
『スピードカードローンNeo』は、ローンカードの郵送が必須です。
「Webで完結」や振込融資が可能ですが、これは初回のみです。
その後の取引はローンカードを使用するので、どうしてもカードの送付が必要になります。
カードは10日~2週間後、転送不要の簡易書留で自宅へ届きます。
同居する家族がいて、バレるのを気にする場合には注意が必要です。
⇒ 郵便物なし!スマホで借りれるカードローン【WEB完結】はコチラ
9. 100万円~200万円をできるだけ低い金利で借り入れしたい
『スピードカードローンNeo』は、限度額200万円までは金利が年利14.6%なので、100万円~200万円を借り入れする場合は、他の銀行系のカードローンのほうが低い金利で利用できます。
借入限度額 | 金利(実質年率) |
10万円~200万円以下 | 14.6% |
200万円超~300万円以下 | 12.0% |
300万円超~400万円以下 | 6.0% |
400万円超~500万円 | 4.5% |
10. 無利息で借り入れしたい
『スピードカードローンNeo』には、無利息期間のサービスがありません。
少額が必要で、短期間で返済予定の場合には、無利息期間サービスがある大手消費者金融をおすすめします。
⇒ 無利息期間がある人気カードローン|初めてお金を借りるアナタへ
北都銀行カードローン「スピードカードローンNeo」をおすすめ出来る人
- 普段から北都銀行を利用している
- 「Webで完結」希望で免許証を持っている
- 新たに口座を開設したくない
- 収入に不安がある
- 毎月の返済金額をなるべく抑えたい
1. 普段から北都銀行を利用している
北都銀行をメインバンクとして利用しているのであれば、北都銀行のATMを使って手数料無料で使用できます。
返済も自動引き落としが設定出来るので、手数料もかからず、うっかり忘れてしまうこともありません。
常に北都銀行を利用しているのであれば、銀行に行くついでに利用できて便利ですね。
2. 「Webで完結」希望で免許証を持っている
『スピードカードローンNeo』は唯一、地域制限なく全国から契約が可能です。
運転免許証があれば「Webで完結」が利用出来ます。
しかし運転免許証がないと、最終的に来店が必要になりますので注意が必要です。
3. 新たに口座を開設したくない
『スピードカードローンNeo』は北都銀行の口座があれば、返済時に自動引落しの設定ができ、手数料がかからないので便利です。
しかし、契約にあたっては、口座がなくても契約は出来ます。
どうしても口座を増やしたくない、家族にバレないようにしたい、と言う方には良いでしょう。
⇒ 会社に(誰にも)バレずにお金を借りる方法|在籍確認と郵送物に注意
4. 収入に不安がある
『スピードカードローンNeo』は、安定した収入があれば、ほぼ職業制限がありません。
そのため主婦(主夫)、年金受給者、アルバイトをしていれば学生もOKです。
5. 毎月の返済金額をなるべく抑えたい
『スピードカードローンNeo』の最低返済金額は、2,000円からです。
銀行系カードローンの返済額を比較
銀行系カードローン | 借入10万円の 最低返済額 |
北都銀行カードローン 「スピードカードローンNeo」 |
2,000円 |
みずほ銀行 カードローン |
10,000円 |
三井住友銀行 カードローン |
2,000円 |
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 |
2,000円 |
横浜銀行 カードローン |
2,000円 |
消費者金融の返済額を比較
消費者金融 | 借入10万円の 最低返済額 |
アイフル(サイクル制) | 5,000円 |
アイフル(約定日制) | 4,000円 |
アコム(ご契約極度額30万円以下の場合) | 5,000円 |
アコム(ご契約極度額30万円超、100万円以下の場合) | 3,000円 |
プロミス | 4,000円 |
『スピードカードローンNeo』で10万円借入をした場合、最低返済金額は2,000円からと、他社と比べてみても返済しやすくなっています。
借入金額によって、返済金額は変わりますが、最低金額以上であればいくらでもOKです。
まとめ
北都銀行の『スピードカードローンNeo』は、はっきり言ってそれほどオススメ!というような特筆すべきポイントがある銀行系カードローンではありません。
しかし北都銀行にこだわりがあり、口座を所有していて、収入に不安のある方には、利用しやすい銀行系のカードローンです。
そして借り入れをする際には、余裕のあるときにどんどん追加返済していくことが、お得に利用するポイントです。