こんにちわ「カードローンのいろは」管理人の友美です。
カードローンはできるだけ低金利で借りたいもの。
金利は低ければ低いほどいいですよね。
では、各銀行や消費者金融が定めた下限金利で借りるにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、カードローンを下限金利で借りる条件、できるだけ低金利で借りる方法などを解説します。
カードローンの下限金利で融資をしてもらう3つの条件
下限金利でお金を借りるには、次の3つの条件を満たす必要があります。
- 利用限度額が最大であること
- 毎月遅れることなく返済し、利用実績を作ること
- 属性が高く、返済能力に問題がないこと
3つの条件について詳しく見てみましょう。
1.利用限度額が最大であること
カードローンの適用金利には幅があり、利用限度額がいくらであるかによって、適用金利が変わります。
下限金利でお金を借りるには、利用限度額が最大である必要があります。
アコムの場合
アコムを例に見てみましょう。
実質年率 | 3.0%~18.0% | 融資限度額 | 1~800万円 |
アコムは金利が3.0%~18.0%で、1~800万円まで借り入れが可能ですが、利用限度額によって適用金利が以下のように変わります。
利用限度額 | 適用金利 |
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
下限金利の3.0%で借りる場合は、501万円~800万円のお金を借りなければいけません。
総量規制の関係上、501万円以上のお金を借りるには、年収が1,500万円は必要になりますが、そんな人はなかなかいません。
いたとしても、年収が1,500万円もある人はお金を借りる必要がほぼないでしょう。
下限金利で借りられることはほぼない
カードローンを利用する人のほとんどは100万円未満の借り入れです。
そのようなわけで、下限金利で借りられることはほぼないということになります。
ちなみに、上記の適用金利の基準となりますが、融資金額に対する上限金利は法律(利息制限法)で決められています。
融資金額 | 上限金利 |
100万円以上 | 年15% |
10万円以上100万円未満 | 年18% |
10万円未満 | 年20% |
上記の表にのっとり、銀行や消費者金融各社は利用限度額に応じて、適用金利を決めています。
2.毎月遅れることなく返済し、利用実績を作ること
利用実績を作ることで業者からの信用が得られる
下限金利でお金を借りるには、ローンの利用実績を作り、業者からの信用を得ることが重要です。
利用実績を作るには、毎月の期日に遅れることなく返済し、お金が必要な時に新たに借り入れるなどする必要があります。
つまり、初回の借り入れは利用実績がないため、下限金利で借りることはできないということです。
初回の借り入れでは、必ず上限金利が適用されると言われています。
金利の高さはリスクの高さで決まる
適用する金利の高さは、貸す側(業者)のリスクの高さに応じて決まります。
固定金利で貸付をしている銀行系カードローンはほとんどありません。
もしあなたが毎月、期日に遅れることなく返済をする「信用できる人」であれば、お金を貸す業者のリスクも低くなるということです。
リスクが低くなれば、それに応じて金利も下がります。
下限金利にしてもらうのは難しいかもしれませんが、低金利で借りるには必要な条件になるでしょう。
3.属性が高く、返済能力に問題がないこと
属性が高く、返済能力に問題がないのであれば、お金を貸す業者のリスクも低いので、金利が低くなります。
属性とは、年収や職業・勤務先、雇用形態や住環境(持ち家か賃貸か?など)といった、収入や生活の安定度が分かるデータのようなものです。
また返済能力に関しては、あなたの信用情報の照会でも分かります。
あなたの信用情報に長期延滞や債務整理といった、金融事故の記録があれば、審査のときに返済能力を疑われてしまいます。
下限金利または低金利でお金を借りるには、それに見合った返済能力と信用力も必要になります。
下限金利で借りることはほぼ無理なのか?
銀行や消費者金融から下限金利でお金を借りるための3つの条件について解説しました。
その内容から、下限金利でお金を借りられることはほぼないと分かったと思います。
最大の利用限度額で借りる人はほとんどいない
1つ目の条件である「銀行・消費者金融から最大の利用限度額で借りられる人」は、なかなかいないこと。
2つ目の「利用実績を作る」という条件から、初回の借り入れの人は条件に該当しないこと。
条件を満たすのが困難
2つの条件を満たした上で、3つ目の条件を満たすことは非常に困難です。
下限金利で借りることは非常に困難であることは分かりましたが、金利をできるだけ下げることは可能です。
その方法について解説します。
できるだけ低金利で融資してもらう3つの方法
できるだけ低金利で融資をしてもらうための、金利を下げる方法として以下の3つがあります。
- ローンの利用実績を作って、優良顧客になる
- 利用限度額を増額してもらう
- 借り換え・おまとめローンを利用する
それぞれの方法について解説します。
1.ローンの利用実績を作って、優良顧客になる
下限金利で借りるための条件としても解説しましたが、ローンの利用実績を作れば、業者からの信用度が上がり、優良顧客として扱われます。
優良顧客となった上で金利を下げてもらえないか、業者に交渉してみましょう。
優良顧客となるには、毎月の返済期日に遅れずに継続して返済を行うこと、必要な時に借入可能額から再び借り入れをすることです。
ルールを守って問題なくローンの利用を続けていれば、優良顧客となれるでしょう。
2.利用限度額を増額してもらう
業者の方針や法律に基づき金利が下がることも
利用限度額を増額してもらうことで、金利が下がることがあります。
例えば、先述したアコムの適用金利の例や、利息制限法による法定金利を見ると、業者または法律によって、借入金額に応じて適用金利が変わることが分かります。
●法定金利
融資金額 | 上限金利 |
100万円以上 | 年15% |
10万円以上100万円未満 | 年18% |
10万円未満 | 年20% |
仮にあなたが年18%の金利で、限度額90万円でお金を借りていたとします。
そこから限度額を100万円に増額してもらうと、年18%から年15%に下がります。
このように限度額を上げることで、金利が下がる場合があります。
増額には再審査が必要
限度額の増額には、再度審査が必要になり、初回の契約時よりも高い評価を得る必要があります。
増額審査に合格するポイントとして、少なくとも6ヶ月以上の利用実績が必要と言われています。
⇒ 土日審査OKのおすすめカードローン【大手消費者金融4社】を紹介
3.借り換え・おまとめローンを利用する
現在利用中のローンの金利を下げる方法に、借り換え・おまとめローンを利用することがあります。
借り換え・おまとめローンは一般的にカードローンよりも低金利になっています。
そのため、利用中のローンを「借り換え」または「おまとめ」することで金利が下がり、返済の負担を軽くすることができます。
借り換え・おまとめローンは返済専用のローンなので、他の目的で新たに借り入れをしたい人には向きません。
カードローンを金利で選ぶときの注意点
カードローンを金利で選ぶ時の注意点を解説します。
上限金利に注目すべき
カードローンを金利で選ぶときは、上限金利に注目して選びましょう。
簡単な例で解説
例えばA社とB社、どちらから借りるか迷っているとき、金利が以下のようになっているとしましょう。
金利 | |
A社 | 4.0%~17.0% |
B社 | 3.0%~18.0% |
両社の金利を見て、あなたはB社の下限金利3.0%で借りようと考えるかもしれません。
しかし、既に説明した通り、カードローンで下限金利が適用されることは恐らくありません。
初回の契約では上限金利になる
カードローンの初回の契約では必ずと言っていいほど、上限金利での融資になることが考えられます。
つまり上記の2社からどちらかを選択する場合は、A社の17.0%か、B社の18.0%の金利で借りることになります。
従って金利の低さで選ぶなら、A社から借りるのが正しいということです。
金利が変わる境界線を少し超えた金額で借りる
金利が変わる境界線となる金額を少し超えた金額を、借入希望額にすることで金利が下がる場合があります。
借入金額によって上限金利が変わる
利息制限法によって借入金額に応じて、適用される上限金利が変わります。
●法定金利
融資金額 | 上限金利 |
100万円以上 | 年15% |
10万円以上100万円未満 | 年18% |
10万円未満 | 年20% |
例えば、あなたが借入希望額90万円で借りるなら、金利は年18%になると予想されます。
そこで、必要な金額が90万円だったとしても、借入希望額を少し上げて、100万円にして借りると上限金利が15%まで下がります。
必ず借入希望額まで借りる必要はない
利用限度額が100万円だからといって、必ず100万円を借りなければいけないわけではありません。
利息制限法が定める法定金利、またはカードローン各社が定める適用金利で調整するとよいでしょう。
⇒ 無利息期間がある人気カードローン|初めてお金を借りるアナタへ
主な銀行・消費者金融の金利比較一覧ランキング
ここで参考までに、主な銀行・ネット銀行や消費者金融の金利一覧を載せます。
ランキングの順番は上限金利の数値で決めました。
銀行カードローンの低金利ランキング表
ランキング | 銀行名 | 金利 |
1位 | りそな銀行りそなプレミアムカードローン | 3.500%~12.475% |
2位 | みずほ銀行カードローン | 2.000%~14.000% |
3位 | 三井住友銀行カードローン | 4.000%~14.500% |
4位 | 三菱UFJ銀行「バンクイック」 | 1.800%~14.600% |
銀行系カードローンは消費者金融に比べ審査が厳しくなっていますが、毎月の安定収入があり、信用情報に延滞などの問題がなければ、審査に通る可能性は十分あります。
ネット銀行カードローンの低金利ランキング表
ネット銀行名 | 金利 | |
1位 | ソニー銀行カードローンMONEYKit | 2.5%~13.8% |
2位 | イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% |
3位 | 楽天銀行スーパーローン | 1.9~14.5% |
4位 | 住信SBIネット銀行MR.カードローン | 0.99%~14.79% |
5位 | セブン銀行カードローン | 14.00%~15.0% |
ネット銀行は店舗がない分、運営コストが一般の銀行に比べ低いため、振込やATMの手数料が安いという特徴があります。
銀行系カードローンの金利と比べても差がありません。
大手消費者金融の低金利ランキング表
ランキング | 消費者金融名 | 金利 |
1位 | プロミス | 4.5%~17.8% |
同率2位 | SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
同率2位 | アコム | 3.0%~18.0% |
同率2位 | アイフル | 3.0%~18.0% |
同率2位 | レイクALSA | 4.0%~18.0% |
上限金利だけで見るならプロミスのみ、他社と比べて上限金利が低くなっています。
銀行系カードローンに比べ金利が高い傾向にある分、即日融資や無利息期間があるなど、サービスの面に力を入れています。
金利の低さは一般的に
となっています。
ちなみに審査が厳しいほど低金利で、審査が通りやすいほど金利が高くなります。
上限金利と下限金利で借りたときの利息比較
アコムで上限金利で借りた時と、下限金利で借りた時の利息の違いを見てみましょう。
アコムの金利は年3.0%~18.0%です。
30万円を1ヶ月借りた時の利息を計算します。
下限金利で借りたとき
下限金利3.0%で借りた時の1ヶ月の利息は740円です。
上限金利で借りたとき
上限金利18.0%で借りた時の1ヶ月の利息は4,438円です。
その差は3,698円です。
やはり上限と下限の金利では、利息に大きな差が出ました。
⇒ アコムはブラックでも借りられる?審査基準とブラックOKの噂を徹底検証
まとめ
カードローンで借りる時は、できる限り低金利で借りるのがお得です。
しかし、各金融機関や貸金業者が定めた下限金利で借りられる場合はほとんどありません。
大事なのは、できるだけ低金利で借りることができるよう努めることです。
まずは、毎月遅延なく返済を繰り返し、返済実績を作って、優良顧客となりましょう。
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